約 2,105,744 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/16831.html
登録日:2012/03/05 Mon 01 50 57 更新日:2023/10/09 Mon 21 21 09NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 35歳 おっさん こびとづかん もぎチン←もぎとったチンコ アシストフィギュア ウザい キモオタ スピンオフ主役 スマブラ ゼルダの伝説 チンクル ニート ハーイ☆ ヘーイ☆ ムジュラの仮面 地図 妖精 宮田浩徳 引きこもり 最強 浮いてる存在 独身 緑タイツ 風船 「チンクル、チンクル、クルリンパ!」 チンクル(Tingle)とは、『ゼルダの伝説』シリーズに登場するキャラクターである。 35歳独身、全身緑のタイツを着ている。 顔は赤ら顔のデコっ鼻でお世辞にもイケメンではない。 妖精に憧れており、「チンクル、チンクル、クルリンパ!」という独特の呪文を持っている。 因みに発表は上島竜平よりも先である。多分。 地図を描くのが主な仕事であり、収入も得ているのでニートではない。 シリーズ自体は海外でも大人気だが、当の彼は海外では「ゼルダの世界観に全く合っていない」という理由で嫌われている。 しかしながら、シリーズのキャラクターとしては珍しく、自らが主役のスピンオフ作品も発売されている。 ◎登場作品 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 チンクル初登場。 様々な場所で赤い風船にぶら下がって何やらしており、敵に見えない事もない。 攻撃(風船に)すると落下してきて地図を売ってくれるが、他の地域の地図は少し高い。だがその地域に行けば安くなるので、商売上手なのかもしれない。 用がないのに何度も落としまくったプレイヤーもいるのではないだろうか。 「まねするなよ。」 因みに父親も登場している。あの息子にこの父親あり…と言うわけではなく普通の一般人。 息子の駄目っぷりに嘆いている。 チンクルの写真を撮って親父さんに見せると…… エンディングではアンジュとカーフェイの結婚式に出席し、二人の結婚を祝っている。 ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章・時空の章 時空の章のみに登場。 ゼルダの伝説 風のタクト ついに逮捕された。理由は「怪しい人に間違えられた」という妥当ななんともかわいそうなもの。 プレイヤーが助けてやると、チンクルシーバーを貰える。しかしGBAやケーブルが無い為に使用せずに終わった人も多いはず。 小さいとはいえチンクル島という自分の島を持っており、兄弟である"白いチンクル"を奴隷にんぎょ…もとい雇って仕事させている。 また、アンクルとナックルという実弟が2人登場したが、ナックルはGBAを使わないと会えない。会う前にフィギュアをコンプリートしてしまうと……。 ストーリーを進める為には必ず彼に3184ルピーを貢がなくてはならない。 一応GBAと連動させればそこそこの金が手に入るイベントはあるが、それでも大幅に赤字。 ゼルダの伝説 4つの剣+ ハイラルアドベンチャー、ナビトラッカーズの2モードに登場。 ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし 再び兄弟が登場。チンクルももちろん登場。 しかし兄弟はバラバラの位置におり、ストーリーには直接関与せずカケラ合わせの相手のみ。 4人全員と合わせると軌道を操作出来るマジカルブーメランが手に入る。 ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス 残念ながらチンクル本人は登場しない(時間系列の都合で毎回別人なので本人という表現もおかしい)が、チンクルと似た格好男が登場。通称リアルチンクル。 名前はスタアマン。イケメンである。しかし腹黒い!しかも金汚い! もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド スピンオフ一作品目。 ついにチンクルが主人公に。 毎日を無気力に過ごしていた35歳無職独身の男が、リッチでウハウハになれるというルッピーランド目指し、 ルピじいの指示の元に世知辛い世の中を生き抜いていくアドベンチャーゲーム。 ゲーム中はことあるごとに金(ルピー)を要求されるので、うまく交渉して切り抜けよう。 命をルピーに変えられているのでルピーが0になるとチンクルは死ぬ。 チンクルのバルーンファイトDS スピンオフ二作品目。 再びチンクルが主人公に。 いろづきチンクルの恋のバルーントリップ スピンオフ三作品目。 やっぱりチンクルが主人公に。 また風船か。好きね。 一作品目がお金なら、今度は女性(恋愛と結婚)がテーマ。 怪しい通信販売の力で異世界(『オズの魔法使い』風)に降り立った冴えない35歳無職独身男が、モテモテ目指して仲間達と旅をする。 道中知り合った女子には、プレゼントを貢ぎまくって好感度を上げよう。個別エンディングがあるよ! チンクルのくせにストーリーはなにげに感動的で泣ける。 ゼルダの伝説 大地の汽笛 城下町のお店等にチンクルのお人形さんが飾られている。しかし買えない。 ゼルダの伝説 スカイウォードソード 何故かゼルダの部屋の棚にチンクルのお人形さんが飾られている。趣味を疑いたくなるが、可愛いのでいっか。 ゼルダ無双/ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ/ゼルダ無双 ハイラルオールスターズDX WiiU版の発売当時には音沙汰なかったが、DLCで満を辞して登場。35歳独身、一騎当千を狙う。3DS版のハイラルオールスターズでももちろん登場。しかし追加シナリオでは出番がなかった。 使用武器は風船。爆弾を多用するため、炎属性を得意とする。 期待通りと言うか、モーション挙動の細部に渡りチンクルたるやを遺憾なく発揮しており、とにかく存在自体が強烈なネタキャラである。 風船で上空を飛び回り、ルピーや投げキッスやチンクル像で敵を圧倒。巨大な敵にはライダーキック。勝利時ムービーでは最高にウザいドヤ顔でゲームを締めくくる。腹筋を破壊されることは必須である。 それで肝心のキャラ性能はどうかというと、信じがたいことにゼルダ無双屈指の殲滅力を誇る。 特に風船で浮遊しながらの爆弾攻撃(BBBBY)が強力。全方向 広範囲かつ威力十分。しかし上空に飛んではいるが、やられ判定はしっかり地上に残っており、結構隙が大きい。 画面に映っているほぼ全ての雑魚敵を殲滅できる為、この技だけでも砦の一つや二つクルリンパすることくらいは造作ない。 一方、NPCの場合はものすごく弱い。攻撃のほとんどの予備動作が大きく、攻撃範囲が狭い。 敵として出現した際にはどの攻撃も回避しやすく、反撃でウィークポイントゲージ削りも簡単。上空からの爆弾降らしにさえ気を付ければ楽勝である。ただし、攻撃モーションは例のごとくムカつく。 逆に味方側の隊長NPCとして配置されている時には、同格の敵隊長にたいてい苦戦しているので、万が一には救援をする考慮もしておいたほうが良いかもしれない。 キャラ性能と作りこみの良さもあり、日本国内からは「参戦を待っていた」「これぞチンクル」と概ね好評。 ただ、海外からはいぜんとして評価がよろしくないようだ。スーパーアドバイザー青沼氏も出演には渋い顔をしたとか…… なおリンクルという一文字違いのキャラもいる。キャラの方向性は真逆だがこれをネタにしたチャレンジもある。 ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 発売時はアッカレ地方に「チクルン島」という島があるのみ。 祠が1つあるだけの地味な島だが、飛行ガーディアンが複数いるため侵入は困難を極める。 周辺には「アクルン島」「ナクルン島」「ディビ島」もあり、ディビ島から橋伝いに入れる。 DLC第1弾にてチンクルの衣装が追加された。 一式そろえると「夜間移動スピードアップ」が発動するほか、街の人が驚くしぐさをする。 強化はできないためファンアイテムの一種だろう。あと残念ながら染色もできない。 ケイデンス・オブ・ハイラル クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説 迷いの森で親友のイヴと共に暮らしていたが、オクターヴォの魔術で眠らされていた。起こしてあげるとチンクルレーダーを貰える。 デクの種を10個集めて話しかけると勝手に食べてお詫びに魔力の上限を上げてくれる。更に10個集めると親友のイヴを売り渡してくる。 スマブラ スマブラXにてアシストフィギュアとして登場。 効果はランダム。 ●バナナを撒いて滑りやすくなる ●大量のハンマーを撒き散らす ●風船を飛ばしてジャンプの挙動を変化させる ●カレー祭り ●ズームイン リセットさんや犬よりはマシだが、やはりウザったい感は否めない。 追記修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 使えないアイテム、高額請求、便乗ゴマだれと殺意すら湧いた風タクチンクルもリメイクでは丸くなってしまわれた -- 名無しさん (2014-10-28 23 03 08) あの変な像はなんだったのか、無駄に力入れられてるし -- 名無しさん (2014-10-28 23 58 26) こいつも無双デビューか…だと思ったよ -- 名無しさん (2015-01-27 23 34 06) 無双参戦、しかも結構強キャラらしいね -- 名無しさん (2015-03-29 00 32 49) もぎチンというあまりにタマヒュンで秀逸な略称… -- 名無しさん (2016-01-06 12 23 07) 『トライフォース三銃士』には彼の服もある。効果は「落ちても平気(限度あり)」 -- だが絶対着たくない (2016-01-06 12 33 59) 本編ではうざいけど スピンオフの悲惨さを見るとうざいけど自然と好きになれるキャラ -- 名無しさん (2016-07-07 22 35 55) ウザイけど別に悪い人じゃないんだよ。スタアマンは腹黒いというか俗物だけど -- 名無しさん (2016-09-10 00 37 41) もぎチン懐かしいな・・・唯一周回プレイしたゲームだわいまこそ新作出てほしい -- 名無しさん (2016-09-10 00 39 59) そんなに世界観に合わないかな?ゼルダって割とコミカルな所もあると思うんだけど -- 名無しさん (2017-09-04 03 57 20) ↑アメリカとかだとゼルダのイメージがシリアスなハイファンタジー寄りだからチンクル浮いてるって声が強い、ってのはみたことあるね -- 名無しさん (2017-09-30 17 09 59) 「チンクルの写真を撮って親父さんに見せると……」とあるが先にデクナツ王の写真を見せるとチンクルの写真を見せても何も起きない -- 名無しさん (2018-04-22 15 22 37) スマブラにゼル伝シリーズの新ファイターを(ダッシュ以外で)出すとすれば、こいつなんじゃないかと思っている。だって主役経験数はルイージ以上なんだぞ -- 名無しさん (2018-10-01 22 35 40) 全身緑色だし、鼻もでかいし、ホクロあるし、おっさんだし、おっさんの癖にランドセル背負ってるし、眼もイヤらしいし、だいたいチンクルという名前自体・・・・チンクル35歳、ずっと供にしてた相棒に僅か数秒で・・・存在を全否定された・・・( 嘆 )なんてムーン並みに悲惨な目にあったらしい・・・・不死身さんの漫画版で。 -- 名無しさん (2018-10-01 22 51 44) ニートタグ付いてるけどちゃんと自分で金稼いでんだよな。いろチンに至ってはちゃんと就職したりしたし。 -- 名無しさん (2020-07-10 01 30 46) タルミナっていう裏ハイラルみたいな世界で全身緑、妖精が来るのを待ち続けてる…って、推測でしかないけどムジュラ時点でのテーマは「裏リンク」だよね… -- 名無しさん (2020-10-06 18 39 38) ブレワイでチンクル衣装の1つが埋まってる場所がよりによって「監獄跡」という… -- 名無しさん (2020-11-22 12 52 38) ブレワイ続編は空も舞台らしいし、久しぶりに風船付けて登場したりしないかなあ。 -- 名無しさん (2022-09-10 14 06 45) 初登場作品のムジュラEDでアンジュとカーフェイの結婚式に紙吹雪を撒いて祝福したシーンは俺的に好きな所。 -- 名無しさん (2022-12-31 21 05 44) ルッピーランドでも地図作成が要となる金儲けの手段の一つだし「地図作りには天性の才能がある」男なのか……? -- 名無しさん (2023-05-22 04 00 14) 35歳独身のやべぇオッサンwwwと思ってたけど気づけばチンクルに近くなってる…同じような諸兄も多いのでは?(T_T) -- 名無しさん (2023-07-01 21 33 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamekoryaku/pages/214.html
いろづきチンクルの恋のバルーントリップの攻略 いろづきチンクルの恋のバルーントリップの攻略ゲーム 攻略本・サウンドトラックなど 攻略サイト ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 任天堂 公式HP Nintendo DS ¥ 4,800 2009年8月6日 攻略本・サウンドトラックなど 表紙 タイトル 出版 価格 発売日 備考 いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 完全クリアーガイドブック (エンターブレインムック) いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 完全クリアーガイドブック ¥ 1,100 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 いろづきチンクル 攻略wiki ネタばれ全開です 幻想自作~ゲームランキングは毎週土曜か週末に~ 序盤だけ攻略 攻略情報等があれば書き込んでください。 名前 コメント すべてのコメントを見る ちょっと攻略の所が重いですね -- (もみじ◆OM5/jtEIXw ) 2011-04-16 22 55 23 クリアー -- (?) 2011-04-06 16 33 18 攻略有り難う御座います。 -- (もみじ◆OM5/jtEIXw ) 2011-03-20 14 59 40 おほほほほほほほほほほほほ -- (えりりか) 2010-04-30 22 07 48 攻略 -- (mm) 2009-12-31 09 42 21 戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40570.html
登録日:2018/10/3(水) 00 49 05 更新日:2022/06/29 Wed 15 04 01NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 35歳独身 DS いろづきチンクルの恋のバルーントリップ いろチン ひろったよこぞう アドベンチャー オズの魔法使い カカシ ゲーム スピンオフ ゼルダの伝説 ダンジョン チンクル ニンテンドーDS ネタバレせんにん バルーントリップ バンプール フェロポン ブリキ マルチエンド ライオン ラブや ラブ・プッシュ 任天堂 恋 恋愛 感動 「35歳独身男に恋の予感。 『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』とは、任天堂から発売されたニンテンドーDS専用ゲームソフト。 ジャンルはアドベンチャーゲーム。 チンクルを主人公とした『ゼルダの伝説シリーズ』のスピンオフ作品で、『ばら色ルッピーランド』『バルーンファイトDS』から続く第3弾。 ●目次 【詳細】 【ストーリー】 【登場キャラクター】チンクルと仲間達 チンクルが出会う女性たち その他の人物 悪役 【用語】 【詳細】 本作は『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』の続編とされ、チンクルが住む世界も『ばら色ルッピーランド』と同じ。 だが、明確なストーリーの繫がりはなく、それぞれ世界観の異なる別々の作品として見てもらっても問題ない。 前作『ばら色ルッピーランド』では「お金(ルピー)」をテーマとしていたのに対し、本作では「女性」や「恋愛」をテーマとしている。 本作ではチンクルと共に旅する仲間達(後述)の特技や、本作最大のシステムである「ラブ・プッシュ」と「バルーントリップ」を活かした謎解きが用意されている。 操作は一部を除いてタッチペンでおこなう。 舞台となる本の中の世界は、チンクルの仲間や世界観を見ればわかるが「オズの魔法使い」をモチーフにしている。 【ストーリー】 これはある男の物語。 あるところに35歳独身の冴えない一人の男がいました。彼は飼い犬と一緒に暮らしていましたが、もちろん「彼女」はおらず、毎日をただ無気力に過ごすのみ。 そんなある日、彼はテレビの通販番組で「読むだけでモテそうな絵本」という怪しげな本を見かけます。 その通販番組に飛びついた彼はすぐさま「その本」を購入し、届くと早速読んでみました。すると、突然本の中に吸い込まれてしまい、気付くとそこは「本の中の世界」でした。 35歳独身男は本の主人公「チンクル」として生まれ変わり、そしてある場所でこんな話を聞くのでした…。 「「シティ」で開かれる舞踏会でみんなの憧れのプリンセスと踊ることができたら、本から脱出することができる」と…。 こうしてチンクルの現実世界に帰るための旅が始まるのでした。 【登場キャラクター】 チンクルと仲間達 チンクル 本作の主人公。 元々は飼い犬と一緒に劣悪な環境に囲まれたアパートで生活している男で、「チンクル」という名とは別に本名がある。飼い犬は『ルッピーランド』に登場したワンクルに似ている。 テレビでとある通販番組を目にし、そこで見つけた「読むだけでモテそうな絵本」を購入したが、突然本の世界に引き込まれてしまう。 本の中の世界では「チンクル」と呼ばれ、元の世界に帰るべく旅に出ることになる。 旅の途中で様々な女性と出会うが、その容姿のせいでまったく相手にしてもらえず、「痴漢に間違われる」「不審者扱いされる」「子供に泣かれる」など悲惨な目に遭う。 物語の進行上、女性たちの協力が必要になるため、ラブやの協力を得て「ラブ・プッシュ」に挑むことになる。 カカシ チンクルが旅の途中で最初に出会う仲間。子供の様に小さい案山子。かわいい。 占い師のおばさんのハーブ畑を守って(?)いた。しかし、畑に寄ってくるカラスをうまく追い払えず、まったく案山子としての役目を果たせていなかった。 性格は非常に明るく、仲間の中ではムードメーカー的な存在。だが、頭の中もワラで出来ているので、色々とボケをかます。 占い師のおばさんの助言に従ってチンクルの旅に同行する。 ブリキ 二番目に仲間になる、やや色っぽい女性型ロボット。 球体形のカプセルのような乗り物(*1)に乗っていたが、墜落したところでチンクルとカカシに遭遇する。 性格は冷静沈着で、高度な頭脳で様々な物を分析することが特技だが、優しさや思いやりといった感情は持っていない。 シティに向かうという共通の目的を持っていることから、チンクルの旅に同行する。 ライオン 三番目に仲間になる大柄なライオン。 身体は人型で、青い剣闘士のようなコスチュームを着ている。背中には趣味のソーイングセットが入ったウサギ型のポシェットが付いている。 身体は大きいが、非常に憶病な性格。暗い場所や怪談を怖がったり、高所恐怖症だったり……。 見た目通り、仲間の中ではパワーが一番強く、敵との格闘や重いものを運ぶ際などに活躍する。また、他の動物と会話することも出来る。 チンクルが出会う女性たち プリンセス・エメラ シティ・エメラレラの城に住むプリンセス。非常に美しい女性で、世界中の男たちが憧れている存在。しかし、性格は少々気が強い。 彼女のラブ・プッシュは作中最高の難易度を誇る。 物語では何者かに毒を盛られ危機に陥るが、危ういところをチンクルに救われる。 イオナ アオモノ・ビレッジに住む女性。19歳。 家族で種苗店を営んでおり、幻の植物「ガソリンゴ」の研究と栽培に尽力している。 性格はツンデレタイプ。 フローレンス コーン畑の農夫・ピーターおじさんの介護をしていた女性。ピーターおじさんからは「センセイ」と呼ばれている。シティの出身。 顔にそばかすがあり、性格はおとなしめ。 アズサ 廃駅で出会う鉄道マニアの少女。度の強い大きな眼鏡をかけている。恰好も駅員を意識したもの。 初めて出会った際はチンクルを痴漢扱いした。 ライア ウソタミ村に住むウソタミ族の巫女。名前は嘘を意味する「LIAR」から。 ウソタミ族の特徴らしく、本来の意味とは逆の言葉を話すため、非常にややこしい。 その他の人物 ラブや 天使の恰好をした脱サラおじさん。脱サラした理由は、本人曰く「愛を与えることに目覚めたから」とのこと。 話しかけただけで女性から拒絶されるチンクルを憐れみ、彼の手助けをするべく「ラブ・プッシュ」の指南とそれに必要なアイテムの販売をおこなう。 占い師のおばさん ふくよかな身体の貴婦人で、占い師をしている。三匹のテントウムシ達と暮らしており、カカシにハーブ畑を守る役目を与えていた。 かつてシティ・エメラレラの建国に貢献した宮廷魔法使いで、チンクルに「バルーントリップ」を与える等して、一行の旅の協力をしてくれる。 実は本作の黒幕であるマジヨの姉。他にも見た目がそっくりな姉妹がいる。 おじいさんとおばあさん 主人公(チンクル)が本の世界で最初に出会った老夫婦。 この世界では主人公はこの二人の身内(息子?)の立場にあるらしく、主人公に「チンクル」の名とトレードマークの「緑の全身タイツ」を与える。 ダン&ジョン アオモノ・ビレッジの遺跡を改装し、ダンジョン屋を経営している二人組。 背が低く、髪をリーゼントにしている方がダン。ノッポで金髪に眼鏡の方がジョン。 ラブ・プッシュのプレゼント購入で資金の掛かる本作において、彼等の経営するダンジョンが主な資金稼ぎの場となる。 シグマ・ジェット シティの宿屋でチンクル一行の隣室に泊っている中年男性。彼もプリンセスに憧れている。 チンクル同様、モテない独身の中年男で、チンクルを自身の友(同類)として見ている。 ウソタミ族 ウソタミ村の住人。壺の様な体形が特徴的な一頭身の種族。 彼等の話すことは全て本来と逆の意味になる為、彼等との会話は中々カオス。 村長のみ、嘘のない普通の会話ができる。 キング エメラレラの国王で、プリンセス・エメラの父。 ネタバレせんにん ゲーム攻略のヒントを授けてくれる仙人。ブタの上で浮遊している。 ブタ ぐるぐる回りながら宙に浮いているブタ。上でネタバレせんにんが浮遊している。本作の「セーブ」ならぬ「せいブー」担当。 何故か背景が実写写真。 ひろったよこぞう 『ばら色ルッピーランド』より引き続き登場する、丸坊主のキャラクター。拾った地図を販売している。 悪役 セガーレ王子 シティ・エメラレラの隣国「トナリン王国」からやって来た王子。ナルシストな性格。 プリンセスを自分のものにしようとしており、シティを目指すチンクル達の旅を妨害してくる。 だが色々と抜けた面の目立つドジな人物で、作中屈指のヘタレキャラ。 実は本作の黒幕であるマジヨの息子。 ウマーレ セガーレ王子の相棒とでも言うべき白馬。 主人同様、妙に歯を輝かせる。一方で主人の間の抜けたところには呆れ気味の模様。 ニミ男爵 金髪下膨れの金持ちの貴族。名前は恐らく「ミニ」からで、実際背が低い。本人はけっこう気にしているらしく、「ミニ男爵」と間違って呼ばれることを嫌っている。チンクルをライバル視している。 シティで開催されるダンスパーティのパートナーを探しており、作中ではアオモノ・ビレッジで初登場。 その後もチンクル達の旅に現れ、終盤のダンスパーティーではチンクルとダンスバトルを繰り広げる。 上記のセガーレ王子とは違い、敗北したら潔く身を引いたりする等フェアな一面を持つ。 マジヨ 本作の黒幕にしてラスボス。 セガーレ王子の母親で、表向きはプリンセスの教育係の「ミセス・エム」としてシティに潜伏している。実は(プレイヤーにはバレバレかもしれないが)、チンクルが本を買う切っ掛けになった通販番組の司会と同一人物。 彼女の目的は、モテない男が女性への妄想を抱く際に放出されるといわれる特殊物質「フェロポン」を手に入れること。 フェロポンはマジヨの若さの維持と魔力の源となる物質で、通販番組を通して「読むだけでモテそうな絵本」を販売したのも、それを買って読んだモテない男を本の世界に引き込み、大量のフェロポンを放出させるためであった。 特にチンクルはフェロポンを生み出すのに最も適した「最高の素材」であり、チンクルの妄想を高める為に様々な細工を施していた。 終盤ではプリンセスに化け、チンクルの妄想を極限まで高めることに成功したが正体と目論みを暴かれ、ラスボス「吸精狡猾召喚師マジヨ」・「抗老化中年女おマジヨ」となってチンクル達と戦うが、最終的に倒された。 【用語】 ラブ・プッシュ 本作を象徴するシステムの一つ。 作中におけるチンクルは、上述にもあるとおり残念な容姿のせいで、行く先々で女性から気持ち悪がられ相手にしてもらえず、物語も進行しない。 そこで活躍するのが、このラブ・プッシュである。 ラブ・プッシュはラブやの販売している様々な種類のアイテムを買い、それをプレゼントすることで、女性からの好感度を上げ気を引くことができる。 ラブやから買えるプレゼントは「たべもの」「ファッション」「インテリア」「どうぐ」「しゅみ」の5種類、そこに加え「かわいい」「クール」「アダルト」「ゴージャス」「ちんぴん」の5属性が存在する。 更にプレゼント自身の「レベル」もあり、レベルは1~3まで存在。当然、レベルの高いプレゼントほど値段も高くなるので、資金稼ぎは必須。 女性たちの好むプレゼントの種類や属性は個人ごとにバラバラで、女性の好みのプレゼントを見極める必要がある。 女性の中には、ラブやが取り扱っていない非売品のプレゼントを渡す必要がある人物もおり、特に上述の「チンクルが出会う女性たち」は攻略するのに中々手間がかかる。 バルーントリップ 本作を象徴するシステムの一つ。 占い師のおばさんから与えられた風船を使うことで、既にクリアしたページのその後の世界へ飛ぶという、謂わば「過去への時間移動」ができる。 過去への時間移動を認識できるのはチンクルや一部の人物のみ。 しかし、手に入れた一部のアイテムは「時間の網目」と呼ばれる障害によって過去のページへ持ち込むことができない欠点がある。 ストーリーの進行やラブ・プッシュ攻略に使われるが、それ以外にもストーリー進行には関係ないイベントなども存在。 追記・修正は、ダンスパーティーの相手が決まってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ビジュアルがアレだからやってなかったけど3作も出てるから人気なのかな。システムについても知りたい -- 名無しさん (2018-10-03 09 41 23) 終盤、泣ける -- 名無しさん (2018-10-03 17 07 36) キワモノな見た目に対してストーリーは案外王道で面白い、小ネタも多いし -- 名無しさん (2018-10-04 00 09 57) シークレット集めが楽しい -- 名無しさん (2018-10-04 20 47 52) もぎチンよりこっちが先に立ったのか乙 -- 名無しさん (2018-10-05 23 45 28) ようやく作られた…本当にこのゲームが好きだからうれしい…乙 -- 名無しさん (2018-10-10 22 34 48) イマイチ面白みを感じなくて中盤?らへんで積んでしまったな。ストーリー見たい欲を原動力にすればいいかな -- 名無しさん (2018-10-29 20 36 16) 元ラブデリックスタッフらしいブラックジョークとキモ可愛さにあふれた迷作 -- 名無しさん (2021-11-27 14 12 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nd_sns/pages/39.html
もぎたてチンクルのばら色ルッピーランドとは、海外で日本でのGKBR並な嫌われ方をしている、35歳の独男が主人公のゲームである。 概要 2006年9月2日、ニンテンドーDSにて発売。主人公はゼルダシリーズでは「ムジュラの仮面」が初登場となっているチンクル。このゲームでは35歳独身の冴えない中年男がルピじいによって変身した後の姿となっている。「チンクル」と言う名を与えられた男は夢の園「ルッピーランド」を目指す為総額50万ルピーを泉に投げ込むと言う使命を与えられる。しかしチンクルは「ルピーが手元から無くなると死ぬ」という宿命をも背負わされる。このゲームではルピーがゼロになるとゲームオーバーである。 ルピー稼ぎは非常に厳しいものであり、街への通行料や住人への挨拶料等、登場人物の殆どがチンクルに金銭を要求してくる為序盤は即ゲームオーバーも充分考えられる難易度の高い内容となっている。 チンクルは主に ダンジョン内でのアイテム稼ぎ→売る 住民の依頼を受ける→報酬を貰う マップを作る→金を貰う という3つの作業をこなしていく事により金を得ていく事になる。 だがココで重要なのが「あげる額も貰う額も決まっていない」と言う事だ。あげるルピーをケチる事が出来たり、貰うルピーを多く設定する事も出来る。だがゲーム内には「暗黙の相場」が決まっており、ルピーをケチると情報を与えてくれなかったり、がめつい態度を取ってルピーを多く要求するとその報酬すら貰えなくなってしまうという、金に対してシビアなゲームとなっている。これもこのゲームの魅力の1つだろう。 泉にルピーを投げ込むと塔が高くなっていき、行ける場所も増える為金稼ぎの方法のバリエーションもまた増えていくと言う仕組み。どのタイミングで必要な情報をどれだけのルピーを出して得るか・・・等と言った、常に油断のならないゲーム性は、一部のゲームファンに喜ばれ支持されている。エンディングもまたラブデリック系らしいどんでん返しが待ち構えているゲームである。 ちなみに北米ではチンクルの異様なまでの嫌われようから発売されていない。 関連項目 チンクル カテゴリ:ゲーム(任天堂)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4534.html
もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド 【もぎたてちんくるのばらいろるっぴーらんど】 ジャンル RPG 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 任天堂 開発元 バンプール 発売日 2006年9月2日 定価 4,800円 判定 良作 バカゲー ゼルダの伝説シリーズ関連リンク 概要 あらすじ 登場人物 特徴・システム 評価点 問題点 賛否両論点 総評 余談 概要 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に登場して物議を醸したチンクルを主人公とする、「ゼルダの伝説シリーズ」スピンオフ作品。 RPGには異色の「お金」をテーマとした作品で、35歳独身無職のチンクルを操作してルピー(お金)を稼ぎ、彼を酒池肉林の夢の楽園ルッピーランドへと導く。 あらすじ さえない毎日、つまらない世の中……35歳独身の主人公にどこからともなく声が響く。「西の泉へ来い!」そして彼はルピーの達人と名乗る老人に出会う。ルピーを貯めて泉に投げ込んだ者だけが導かれる夢の楽園「ルッピーランド」。彼はナゾの老人の力により、“ルピーが尽きると命も尽きる”という宿命を背負う「チンクル」へと姿を変え、ルピーをめぐる長く険しく、そして奇妙な冒険に旅立つのであった。さあ ルピーを集めて、しあわせをつかめ!(公式サイトより引用) 登場人物 チンクル ご存じ35歳無職独身。なぜかタウンから離れた家に暮らしている辺り、彼がタウンの住人からどんな扱いをされてきたのかは想像がつく。 ゼルダの伝説本編と同様、セーブデータ作成時に名前を決められる。ただし、ゲーム開始直後にチンクルにされてしまい以降誰からもチンクルと呼ばれるようになるため、ほぼ無意味だったりする(*1)。 ダンジョンに潜って危険なモンスターと戦ったり、時には人助けもするがそれもこれもすべては金のため。ここまで行動原理が首尾一貫している主人公も珍しい。 ちなみに「無職」という設定は本作の独自設定であり、ゼルダシリーズ本編ではいずれも何かしらの仕事はしている。 ピンクル ピンク色の、チンクルと似たようなスーツを着たグラマラスな美人。ルピじいから紹介されたお目付け役で、セーブを始めとしたチンクルのサポートを行う。 チンクルと直接会うことはなく、いかなる時も端末を通してコミュニケーションを行う。なにかしら秘密を隠しているようだが…。 ルピじい 自称「ルピーの達人」。主人公に怪しげな話を持ちかけてチンクルにしてしまう。 序盤にはした金とルッピーグッズをくれる以外、一切サポートしてくれない。助言すらあてにならない。最初は乞食のような恰好をしているが、タワーが伸びるたびにだんだん豪華な姿になっていく。 タウンの住人 チンクルの家の近所の港町「ポートタウン(*2)」の住人達。 大人たちは例外なく金にはシビア。挨拶料を払わないと話すら聞いてくれない。一方子供たちは比較的純粋。バッドエンド時の発言には深いものがある。 サロナー 各地で「用心棒サロン」を経営する謎の一族。一人残らずフードを被っている。 「太陽の光を直接浴びると死んでしまう」らしい。本作以前にもそんな特徴を持ったモンスターはいたが、関連は不明。 特徴・システム チンクルにとってルピーはこの世界を生き抜くための「お金」であり、また「HP」でもある(チンクルが敵と戦うと、ルピーにダメージを受ける)。0になったらチンクルは死に、ゲームオーバー。 最初の町に入るのにまず通行料が要るなど、本作はルピーが非常に物を言う世界観をしている。他にも例えば、ダンジョンに入るにしろ、町人と会話して有益な情報を手に入れるにしろ、それらは全てルピーが必要となる。 ゲーム中は拠点となる「タウン」や各地のフィールドを歩きまわり、イベントをこなしたりそこら中を調べまわったりしてお金を稼ぐ。イベントの中には、ダンジョンを攻略する展開になるものもある。 イベントの内容は主に人助けであり、遂行すると高額のお礼を要求(後述)できる。 フィールドではチンクルで怪しい箇所を直接触れて調べたり、アイテムを使って地面から掘り出したりと様々な方法で小銭や素材アイテムを集める。 冒険の舞台は大陸ごとにマップが分かれていて、それぞれにダンジョンや、タウン以外の町・村・民家などがある。 自宅 集めた素材アイテムは、自宅の鍋で煮ると別のアイテムに加工される。必要な材料を鍋に入れ、タッチペンで掻き混ぜれば出来上がり。なお、レシピを手に入れていると複数個まとめて作る事ができる。 自宅では、冒険の際に使う便利グッズだけでなく換金アイテムも作れる。中には各土地の特産物を材料とし、特定の人物に対して高値で売れる「めいさんひん」のレシピもある。 セーブは自宅で行う。 戦闘 一応ジャンルはRPGだが、チンクル自身は成長しない(プレイヤーキャラとしての性能が上がらない)。チンクルは「サロン」にお金を払って用心棒を一人雇い、戦闘は用心棒に任せる形が主体になる。 用心棒はキャラクターごとに雇用料金や性格・性能が異なる。用心棒の特殊能力は、戦闘だけでなくお宝探しの役に立つ事もある。 基本的に後半に訪れるサロンほど強い用心棒を配している。なお、特殊な存在ではあるが、一部フリーランスの用心棒もいる。 チンクルまたは用心棒が、フィールド上にいる敵シンボルと接触すると、その場で戦闘開始。マンガ絵のような砂埃を巻き上げてポカスカやりあう。 戦闘は全自動。経過時間に従って、砂煙に巻き込まれたキャラクターはだんだんHPが減っていく。敵のHPを0にすれば砂煙が晴れて勝利が確定し、戦利品を獲得できる。 チンクルはアイテムを使って用心棒の体力回復などのサポートを行える。この他、砂煙をタッチするとチンクル側のキャラクターを「応援」できる。連打も有効なのでガンガン突くべし。 敵を多く巻き込むほど、戦利品の質は良くなる。用心棒の能力に自信がある場合は積極的に巻き込むべし。 交渉 本作は他人に何かしてもらったり、逆に人助けをしたりすると、必ず対価が発生する世界である。チンクルは支払い金や礼金の金額を実際に提示して「交渉」を行う。 例えば、ある提示された対価に対してプレイヤーは一定のルピーを差し出し、うまくいけば相場よりも安値でその対価を入手することが可能、低すぎればそのルピーは全額没収され、また高ければそれだけ損をする羽目になる。 相場はイベントごとに固定。 評価点 斬新なゲームデザイン シナリオ進行・ダンジョン攻略含め、基本的に何をするにもルピーが必要。ここまで「お金が全て」の拝金主義を徹底したシステムのRPGは他に類をみず、高いオリジナリティを持っている。 交渉についても、相手のセリフなどから推測する駆け引きが奥深い。こちらの提示金額が、相場相当・相場以上・相場以下だった場合に、それぞれ相手の反応とメッセージが異なるのも楽しみの一つ。 もっとも、交渉の際の目安のようなものが欲しかったという声は多い。 ちなみに本作、普通にクリアしてもスタッフロールを見ることはできない。ではどうするのかというと、とある人物(*3)から手に入れるのである。お金で。 しかもこのスタッフロール、何気にゲーム中最高クラスの値段だったりする。 程よい難易度の謎解き要素 理不尽な仕掛けは少なく、攻略したときの効果音の気持ちよさもあいまって面白いものになっている。 ダンジョンのボス戦闘は通常の戦闘と異なり、相手の弱点を見極めて攻撃するという謎解き要素、アクション要素が合わさったもので、それぞれに工夫が凝らされており、やり応えのあるものである。 日常的に使用する「お金」と「自分のHP」が兼用というシステムは、冒険に適度な緊張感をもたらす。初見でダンジョンに挑む時など、何をどれだけ準備したら安心なのか分からない手探り感を演出する。 豊富な収集要素 アイテムは種類が豊富で、また他にもレシピの収集やマッピング作業などやりこみ要素は多い。 特殊な条件を整えないと見つけられない場所にある宝箱を開けたりサブイベントを攻略したりすると手に入る「ルッピーグッズ」も、ボリュームの大きいやり込み要素の1つ。ゲーム進行にはさほど影響しないが、全て集めるとゲーム最終局面の展開やエンディングが変化する。 コミカルな演出 全体的にブラックユーモアが漂うものであり、主人公をネタにしたギャグも多い。 また他のRPGやゼルダの伝説シリーズの小ネタも多く、知る人をニヤリとさせる。 キャラクターの喋るボイスはハナモゲラ語である。 開発のバンプールがラブデリックから分岐した会社であることが大きいと思われる。 描き込まれたグラフィック、怪しい音楽 細部にまで描きこまれたドット絵はゲームをにぎやかなものにしている。チンクルがフィールドでルピーやアイテムを拾い集める際のヤらしい姿と下品な笑顔などは、丁寧な描き込みの賜物で、まさに守銭奴そのもの。 癖の強い外見を持つチンクルであるが、よく動くグラフィックのおかげで次第にかわいくみえてきた、という話もある。 不気味な音楽もゲームの雰囲気を一層妖しげなものにしている。 感動するシーン、考えさせられる場面 ブラックユーモアな世界観からは想像もできないが、物語の中には感動するシーンや考えさせられる場面もある。 + ネタバレ注意 中盤、最序盤に戦闘のやり方を教えてくれる少女が自分の生い立ちを聞くことになるシーンがある。 この少女は母親とは死に別れとある森に住んでいる老人に育てられていた。自分はその老人の娘だと思っていたのだがチンクルに老人がこの話をしていると偶然聞いてしまい、母親の形見を投げつけて老人の家から飛び出してしまう。 母親の形見をタウンのよろずやに見せるとこの話の真実が全て明らかになる。なんとこの少女はよろずやの主人の実の娘なのである。 その後少女とよろずやの主人が大喧嘩をし煙を起こすほどの乱闘を二度繰り広げる事になる。 余談だがこの喧嘩の時にチンクルはどうしているのかというと、木の裏に隠れている。お金のことしか考えていないチンクルもある程度の常識は持ち合わせているようである。 各地のフィールドのマップを売買してくれるおばあさんがいるのだが終盤、このおばあさんと全てのマップを売買すると...。 チンクルに感謝の言葉を残し亡くなって天国へ旅立ってしまう。 このおばあさんの夢は全てのマップを完成させて売買する事であり、すでに亡くなっている主人から引き継いだ夢であった。 最初は本人がマップをマッピングしていたのだがなかなか上手くいかず自分の夢をチンクルに託していたのである。 その夢をチンクルが叶えてくれたので、安心して亡くなった主人の待つ天国に旅立ったのだろう。 もちろんチンクルはこのような出来事でもお金のことでしか見ていないが、さすがにここまで感動的だとプレイヤーの涙腺を刺激してくる。 問題点 手に負担がかかる操作性 一方の手が十字ボタン(あるいはABXYボタン)、もう一方の手でタッチペンという状態で操作することになるため、ゲーム機本体を支える手に過度に負担がかかり、疲れる。 チンクルの移動速度が遅めであることもこの問題に拍車を掛けている。 ただこの移動速度についてはチンクルが35歳であるという設定上、リアリティがあるともいえる。 作業になりがちなルピー集め 主人公チンクルはレベルアップなどといった成長をしないため、交渉、マッピング、アイテムの売却といった自然な流れでのルピー稼ぎに限界が見えてきた時、小銭稼ぎをちまちま繰り返す作業的なプレイをすることになり、次第にダレてくる。 また自由度は一見高そうに見えるが、実際には用意されたイベントすべてをこなさないことには次のフィールドまで行けるルピーをためるのは難しく、実際の所そこまでの自由度はない。 ただ、5か所のダンジョンクリア以外に必須イベントは存在しないので、やろうと思えばほとんどのイベントをスルーしてクリアすることは可能(すさまじく時間がかかるが)。 セーブポイントが一箇所だけ 中断しようとすれば、いちいちチンクルの家に帰らねばならず、手間がかかる。 ただし、ダンジョン内以外はどんな場所でもメニューから一発で家には帰れる。むしろもう一度そこまで行くのが手間、と言った方が正確か。 やり込み要素は多いが、二周目プレイをするまでのモチベーションにつながる要素はほとんど無い。 むしろ、イベントごとの所要金額や交渉時の相場といった攻略上のネタが一度われてしまうと、本作のゲーム性はさほど輝かなくなる。少なくとも最初の一周は、ゲーム進行の有利不利にあまりこだわらず、情報なしでのプレイが推奨される。 賛否両論点 単純な戦闘 戦闘結果が自動であるため、よく言えば楽、悪く言えば単調で飽きやすい。 一応、一度に多くの敵とエンカウントすることで、素材やルピーが多くなるという戦略性はある。 用心棒についても批判が寄せられることが多い。 まず雇うことができる数が少ないという意見、また種類は多くても色違いが多いだけで個性がないという意見が聞かれる。 総評 「お金」がテーマ、主人公が35歳独身無職の中年、アクの強いグラフィックなどといった他では珍しい要素をさらに独特のシステムで味付けした意欲作である。 多少の練りこみ不足は存在するものの、これらは全て一定以上の水準でかつ調和しており、本作独特の雰囲気、魅力を生み出している。 人を選ぶゲームではあることには違いないが、見た目から受けるイメージからは意外なほどに手堅くまとまった良作といえる。 余談 北米版は再三交渉を重ねたものの発売されず、発売された欧州版の売上結果は「玉砕」であった。(*4) 海外では特にリアルゼルダ志向が強く、シュールキャラであるチンクルがシリアスな雰囲気にそぐわないとして批判を浴びやすかったためである。 ファミ通が本作の発売日を「2600年」と誤表記したことがあり、公式がそれをネタにした4コマ漫画を作成した。 本作同様の「お金」をテーマにしたRPG作品として、2014年にセガからリリースされた「ヒーローバンク」が存在する。 ファンタジー世界が舞台だったもぎチンと異なり、こちらは現代が舞台で、更に借金を背負った主人公の小学生がヒーローになって金稼ぎに勤しむという、やたら生々しさの増した設定となっている
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/10842.html
【TOP】【←prev】【Nintendo DS】【next→】 いろづきチンクルの恋のバルーントリップ タイトル いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 機種 ニンテンドーDS 型番 NTR-P-BCNJ ジャンル アドベンチャー 発売元 任天堂 発売日 2009-8-6 価格 4800円(税別) 駿河屋で購入 ニンテンドーDS
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4452.html
いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 【いろづきちんくるのこいのばるーんとりっぷ】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 ニンテンドーDS メディア 1024MbitDSカード 発売元 任天堂 開発元 バンプール 発売日 2009年8月6日 定価 4,571円(税別) 判定 良作 バカゲー ゼルダの伝説シリーズ関連リンク 概要 あらすじ 特徴・システム 評価点 バカな点(評価点) 問題点 賛否両論点 総評 余談 概要 『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に登場して物議を醸したチンクルを主人公とするスピンオフ第2作目。 前作『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』とは、前作と似た(同じ?)人物が出演することの他につながりはない。 ジャンルも前作のRPGからアドベンチャーとなっている。 「女性」をテーマにしたアドベンチャー 本の世界に吸い込まれてしまった35歳独身無職のチンクルが、現実世界に戻るべく旅に出る。 あらすじ ある日、35歳無職の主人公は通販番組でモテモテになれそうな本を購入し、ドキドキしながら開いた瞬間、その本の世界に吸い込まれてしまう。 そこでチンクルと呼ばれる主人公は、本の世界の中で“「シティ」で開かれる舞踏会でみんなの憧れるプリンセスと踊ることができたら本から脱出することができる”という言葉を耳にし、 舞踏会を目指して、道中で出会った奇妙な仲間たちとロマンスあり、アクションありの大冒険へと旅立つのであった。 特徴・システム シナリオは十数の章(ページ)とさらに章の中のいくつかのチャプターで構成されている。 ゲームを進める上で、本作の特徴的なシステムが表題にある「バルーントリップ」と「ラブプッシュ」である。 バルーントリップ チンクルは風船を使うことによって、過去にクリアした章に飛ぶことが出来る。シナリオの進行の為にバルーントリップを行う必要があるほか、各章に隠されたイベントやアイテムの入手の為にも重要である。 ラブプッシュ シナリオの進行上、行く先々の女性の助けを借りる必要があるのだが、そのチンクルの容姿のために気味悪がられ、協力してもらえない。そこで「ラブや」からアイテムを買い、女性にプレゼントすることで好感度を上げ、それが一定の数値に達すれば助けを得ることが出来る。 アイテムには5つの種類(「たべもの」「ファッション」「インテリア」「どうぐ」「しゅみ」)と5つの属性(「かわいい」「クール」「アダルト」「ゴージャス」「ちんぴん」)があり、さらにレベルが設定されている。プレイヤーはその中から女性の好みに合うプレゼントを選ばなければならない。 評価点 程よい難易度の謎解き要素 ゼルダシリーズの流れを汲んだ謎解きは本作でも健在。アイテムやバルーントリップを駆使して、ちょっとしたギミックを解くのは面白い。 加えて本作では「ネタバレせんにん」という無条件にシナリオの進め方のヒントをくれるキャラが存在する。 このヒントが易しすぎず難しすぎずと絶妙であり、プレイヤーからは大変好評。利用するかはプレイヤー次第である。 幅の広いやりこみ要素 女性の好感度をMAXにしたり、章ごとのシークレット集め、ダンジョンカートリッジを収集してダンジョンの探索などクリア後もできることは多い。 シークレットは各章においてサブストーリーを達成すると得られる。章をまたぐ必要があるものもあり、一筋縄ではいかないものばかりである。 カートリッジは一定の条件を満たすことで入手出来る。入るたびに変化するダンジョンを探索していく。その為何度でも楽しめるが、単調すぎるという意見もある。 描き込まれたグラフィック、怪しい音楽 本作も本作独特のアイテムが多く、またそれぞれに説明文もついており、見ていて飽きない。 キャラクターの表情パターンや仕草のバリエーションも多く、一癖二癖のキャラクター達に愛着が湧くとプレイヤーからの評価は高い。 不気味な音楽、要所要所の効果音もゲームの雰囲気に沿っている。 前作から改善された要素 セーブポイントの増加 前作では1箇所でしか出来ず、いちいちその場所まで戻らなければいけないなど不便だった。 操作性の改善 前作のものは非常に手に負担がかかるものであったが、本作はごく普通の配置になっている 個性豊かな仲間達 一応仕事は畑のカカシなのだがカラスを追い払えないのでカカシとしての役割を果たせていないが、物語のシリアスな場面でも常に前向きでチンクルのことが大好きでとても可愛らしいカカシ、助けてもらっても礼一つ言わず邪魔な事があるとすぐに蹴る鉄の心の持ち主だが分析が得意でどんなに危険な状況でも冷静に判断ができるブリキ、とても力持ちで体格も大きいがかなりの臆病で泣き虫なライオン、と非常にバリエーション豊か。 メインは女性達なのだが女性達よりもこのキャラクター達の方が印象に残ったという人も多い。 感動するストーリー 奇妙なパッケージの絵柄からは想像もできないがラストはかなり感動する。 後述の通り本作のシナリオはとある有名な童話をモチーフにしているのだが終盤からはオリジナルの展開になっていく。 特に前述した個性豊かな仲間達の過去や全貌が明らかになるシーンではチンクルを助けるために閃いたカカシ、欠けていた感情を手に入れたブリキ、本当の優しさを思い出したライオンと泣けるシーンが待っている。 バカな点(評価点) コミカルな演出 前作の雰囲気を受け継ぎ、本作もブラックかつシュールな要素を多分に含んでいる。 スピンオフ元のゼルダの伝説シリーズや他のゲームのパロディネタも多い。 キャラが喋るボイスはハナモゲラ語である。 前述したようにチンクルはほぼすべての女性に嫌われる。 緑タイツのブサイクなため初対面から話をしてもらえないこともしばしば。 女神の石像などの無機物にまでそっぽを向かれる始末。 しかし、めげずにラブプッシュするチンクル達の態度などもあり、鬱要素は微塵も感じさせない。 ユニークなラブプッシュシステム 女性の好感度を上げる際にデートといった方法ではなく、相手の好みに合うプレゼントを購入して贈り続けるというある意味現実的なシステムは珍しく、オリジナリティが高いと言える。 好感度を上げる対象はメインとなる妙齢の女性5名のほか、女児、子持ちのおばさん、はたまた女性を模った石造やゾンビだったりとバリエーション豊かである。 この為あなたの許容範囲がよっぽど広くない限り、恋愛ゲームとしてプレイするのには注意が必要だろう。 仲間キャラによる分析や相手の年齢、性格をヒントに、相手の好みに合うようアイテムの種類と属性を組み合わせるパズル的な趣きもある。 問題点 メッセージのスキップ機能がない 謎解きのために何回も会話をする場合があるが、その際にメッセージが飛ばせない。 さらにバルーントリップを行い、その後元のページに戻る際にはその元のページのチャプターをもう一度初めからやり直さなければならない。一度やった謎解きをもう一度やらされることもざら。 バルーントリップを行う必要があるタイミングは予測できないため、このスキップ機能の有無は重大な問題である。 移動が面倒 謎解きのためにあちこちとマップを移動することになるのだが、本作ではチンクルのいるエリアの隣のエリアにしか移動できないため、マップが比較的広めであることも加えて大変煩わしい。 ラスボス戦のアクション要素 ラスボス戦まではそれほどアクションの要素は多くないのだが、このラスボス戦はアクションの比率(特にシューティング要素)が大きく、また長丁場であるため、それまでとのギャップと武器の使いづらさから不満点に挙げられやすい。 一応、何回かやればクリアが出来るバランスではある。 前作でもラスボス戦はシューティングなのだが、使い勝手は前作のほうが上である。 賛否両論点 とある有名な童話をモチーフにしたシナリオ シナリオ自体のクオリティは低くないが、童話をモチーフにしているということでオリジナリティに欠けると指摘される。 またマルチエンディングであるのだが、分岐が本当に最後の場面であり、存在意義が薄いと言われる。 総評 前作に劣らず細部まで作りこまれていることは確かで、賛否を分けるシナリオも前述したとおり出来自体は悪くないものである。 相変わらず人を選ぶゲームであり、また「メッセージスキップが無い」と「移動の面倒くさい」というアドベンチャーとしては見過ごせない欠点を持つものの、 合う人にとってはそれを補ってなお余りある魅力を持つ良作であろう。 余談 公式サイトまでが面白おかしく作りこまれており、バルーントリップとラブプッシュが体験できる。またヒロインの5人のうち4人のイラストもあるので気になるコがいたらぜひ買おう! ちなみにチンクルについては 不審者扱いされる、痴漢に間違われる、拒絶される、 終いには 子供に泣かれる と堂々と紹介されている。 散々なディスっぷり とんだ愛されっぷりである。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/128.html
いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 機種:NDS 作曲者:安達昌宣、櫨本浩、佐野朋子 開発元:バンプール 発売元:任天堂 発売年:2009年 概要 「チンクル」シリーズの2作目。今作は恋愛(?)アドベンチャー。 ゲームのコンセプトは「動いて触れる絵本」 35歳独身が怪しい通販番組で買った不思議な本。 開けてビックリ、彼は本の中に吸い込まれてしまった! 彼はその世界で「チンクル」としてプリンセスとダンスを踊るためにシティを目指す。 おバカなカカシ、クールなブリキ、臆病なライオンと共にチンクルはシティのお城へたどり着くことができるのでしょうか? プリンセスは35歳独身とダンスを踊ってくれるのでしょうか? それはあなたの目で確かめてみてください。 BGMはゲームの世界観をよく表した独特なものが中心。 それだけでなく切なく胸にキュンとくるような曲もある。 アイテムを取ったときにゼルダのファンファーレが流れたり、エポナの歌(っぽい曲)、マリオUSAのキャラ選択画面(っぽい曲)が流れたりとパロディ的要素も多い。 ゲームをプレイしてからサントラを聴くと場面を思い出してニヤリとしてしまうこと間違いなし。 収録曲 曲名 補足 順位 恋のバルーントリップ キミの名は? 35歳の憂鬱 チージーTV TORNADO 1号 絵本の中へ ダメ ナ ヒト ファーマー ミー 僕たちのシークレット メランコリック・インフルエンス 旅立ちの歌 ~農家編 イノセンス ウキウキ ナ ヒト オトボケ ナ ヒト The fairy s fortune-telling ガンバル ヒト ナヤメル ヒト Over the YellowBrickload 章の終り コーンフィールド・メモリーズ 君に出会ったその日から Dark Quiet Forest 本当にあった怖い本 あの大男を追いかけろ! コード 893 Funny,funny デッドエンド・ステーション クイズ・ショー 旅立ちの歌 ~変形編 VILLAGE GIRL part1 VILLAGE GIRL part2 ワイズ・ショッピー 光神話 パルテナの鏡のステージ1のBGMのアレンジ(パロディ) 恋のような予感 アワ・ラブ・イズ・ストレンジ ブック・オブ・ラブ ハートをプッシュ 大切なプレゼント ラブ・2・バイ・ラブ 選んで決める 畑で働くおじさん Tropical Step イオナ フォーエバー ダン ジョンのテーマ 迷宮をすすむ Lacrimosa ゴースト オブ マッシュ アイス・ザ・ケイク プリミティブ・ペインティング ヒーズ・ア・レインボー 伝説の種を求めて 海の男 Deep Sea Sky ノイズ ノ カゲ ストレンジ ピンヒール ロービット・アクション 枝垂桜・富士桜 ウィン・オア・ノット スカ・ゴナ・ワーキナウト MOTHER2 ギーグの逆襲のラッキー・ナイス・ブルースのアレンジ(パロディ) 時間切れ・・・ ガソリンゴ現る! Baloon Trip ~Take off Baloon Trip ~Landing ナスティ・プロブレム Minimum Train Requiem Train Go Go Waves of Silence 隠されたミッション MOTHER2 ギーグの逆襲のサマーズのBGMのアレンジ(パロディ) ah ~ ha クレイジー・ヒットマン センセイズ・ペット Pierrot Rag オアシスをさがして 砂漠の戦い 砂漠の猛者達 なんとなく胸騒ぎ ムラ DE オールドスクール 間違いだらけの場所 エキゾチック・ピープル 落ち着きたいのに 大きいな Blue Blue Moon 遠く離れて 私を照らして Private Polka 窓辺の姫君 Allemande S マシーナリー 幼き日に 勇気の力 Dunkelmusik 助けてあげたい Pathetique Prelude エメラレラの木漏れ日 フェイスオフ(フリースタイル) きらわれダンス お友達ワルツ ハッピーワルツ Intermezzo ジクウ ノ ハザマ 君への想いをチカラにかえて TheSpell #1 TheSpell #2 Air Freude 故郷へ White time TORNADO 2号 Train To Everywhere ひみつのコレクション スラップスティック URニンジャ It is analyzing Reliable boy Tribe s boast 仲間になったよ 1 仲間になったよ 2 ゲームオーバー せいブー完了 ノーテン・キマグレ サウンドトラック いろづきチンクルの恋のバルーントリップ 完全クリアーガイドブック サントラつき攻略本 2枚組 クリエイターインタビュー、設定画集あり 入手困難
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/724.html
もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド 26-63・67~70・89・103・118・184・274~283 63 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド1◆l1l6Ur354A:2006/10/05(木)09 06 15ID mAgS4cPV0無職で無気力、もちろん独身の35才(♂)。 緑のトレパンをはいているそんな冴えない主人公。 ある日、自宅でボケッとしていると、どこからともなく自分を呼ぶ声が聞こえてきた。 「・・・おい、・・・おい!そこの35才!」 びっくりして起き上がったが誰も居ない。気のせいかと思ったが、また声がする。 「西の泉へ来い!」 とりあえず、自宅の近くにある西の泉へ行ってみることにした。 立ち入り禁止の看板が立っているが無視する。 泉に付くと辺りが霧に霞んで真っ白に。 霧が晴れたら、そこには奇妙な老人が立っていた。 「わしは、ルピーの達人、ルピじいじゃ。 おぬしにおいしい話があるんじゃよ。ルッピーランドに行きたくはないか?ルッピーランドとは、誰でも楽してバラ色の暮らしが送れる、まさに夢の楽園なのだ! ルッピーランドなら凄いごちそうもおなかいっぱい食べ放題! 仕事?勉強?ルッピーランドにはそんなものはない! カワイイ系やキレイ系、いろーんなオナゴがルッピーランドに待っている! どうだ? ルッピーランドにいきたくなっただろう?」 本当にそんなおいしい話があるのだろうか。 だが思わず顔がにやけてくる。二つ返事でOKだ。 「ならばおぬしは今からチンクルとして生きるのだ! チンクルになってルピー(お金)を稼ぎ、この泉に奉げるのだ。 さすればルッピーランドへの道は自ずと開かれよう」 また辺りが霧に霞み、ルピじいの姿は消えていた。 気が付くと全身緑タイツに赤いパンツ、背中にランドセル・・・と なんとも奇妙な格好にさせられていることに気が付いた。 これがチンクルというものらしい。 続く 67 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド2◆l1l6Ur354A:2006/10/06(金)01 21 33ID ptV+GaC10レベル0 ~ゴキンジョ平原~ 自宅へ帰ってみると、室内の様子は一変していた。 2つの画面が縦に並んでいる端末が置かれている。 起動させてみるとピンク色の頭巾を被った派手な格好の女性が映し出される。 頬骨が高く、美しい女性だ。 「ハ~イ!チンクル。 私はピンクル。 あなたの冒険をサポートするオペレーターよ。よろしくね」 ピンクルは端末越しにいろいろと教えてくれた。 まず、チンクルにとってるピーは命そのものであり、手持ちのルピーが0になったときに死を迎えることになること。 逆にいうとルピーが残っている限りは無敵という事でもある。 モンスター等の危険と出会った際は、ルピーを減らす事になるが、 ルピーが減る事によってパワーを得、災難を逃れ、モンスターも倒す事が出来る。 次にルピーの稼ぎ方だ。積極的に人助けをすればお礼として高額のルピーがもらえることがある。 また、冒険の途中で手に入れたアイテムを売ることでルピーが得られる。 しかし、手に入れたモノをキッチンで調理してから売ると、売値が何倍にもなるのでオススメとのこと。 後ろを振り返ると、なべが置かれたガスレンジのようなものがある。あれがキッチンか。 それと、隣にタンクがある。作ったものを貯蔵しておけるようだ。 早速、ピンクルから教えてもらった「チンクル花火」を作ってみることにする。 材料はランドセルの中に入っていた、何かの動物の骨だ。 キッチンのなべに投げ入れ、かき混ぜながら煮込むと、パチパチはじける液体が出来た。 初めてにしては上出来だ。手持ちの空き瓶に詰めて、売りに行くことにする。 自宅を出て東の方へ数分歩くとタウンに着く。 いろいろな店が並んでいるのが見えた。 門をくぐり中に入ろうとすると、突然足元に槍の穂先が突き出された。 赤い服を着た屈強そうな門番が立っている。 「通行料を払ってほしいであります!」 金額交渉用の電卓を取り出し、提示金額を打ち込み、門番に見せる。 門番はニヤリと笑った。 「どうぞ、お通りくださいであります!」 手持ちの乏しいルピーから提示した金額を払うと快くタウンの中に入れてくれた。 花火を売るべくお店を探す。どの店もこちらを警戒した様子で見ている。全身緑タイツのせいだろうか。 「よろずや」の看板を掲げた店に入ってみる。 よろずやと言っても主に武器を扱ってるらしい。 頑固そうなおやじに幾らかルピーを掴ませると、花火を買ってくれる事に話がまとまった。 他にも珍しい武器や道具を見つけたら買ってくれるらしい。 それに空き瓶を一つくれた。 やはりルピー次第で人の態度は変わるんだなと思いつつ、隣の仕立て屋にもルピーを支払った。 血色が悪いと思われるほど色白で、黒髪を刈り上げにしたおばさんだ。 彼女はチコママという名で通ってるらしい。 チコママが言うには、娘のチコの元気が無いので様子を見てくれとのこと。 街外れの大きな木にたどり着いた。いろいろな子供たちが遊んでいる。 チコママに良く似ているチコはすぐに見つかった。 チコに話を聞くと、タウンの外に遊びに行ったときに、大切なものをなくしてしまったので探してほしいとのこと。 さすがに子供はルピーを払えとは言わないらしい。 68 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド3◆l1l6Ur354A:2006/10/06(金)01 28 09ID ptV+GaC10チコの大切なものを探すべく、タウンの外に出ると、よぼよぼのお婆さんが困っているのを見つけた。 話を聞いてみると、タウンでマップ屋を営んでいるが、マップを書くために外に出たが帰れなくて困っているとのこと。 死んだ亭主の後を継いでマッピングを始めてみたが、なかなか上手くいかないという。 ちょっとマッピングしてみてくれと頼まれたので、空白の多いマップを受け取る。 マップと実際の風景を見比べて、空白の場所を埋めるように書く。 試しにそこにあるマップ屋の亭主の墓を書いてみたら、お婆さんに褒められた。 あんたにはマッピングの才能がある。そのマップを預けるので、亭主のかわりにマップを書いてくれと頼まれた。 キレイに書けたマップは高く買い上げるというので、マップを書くことを引き受けた。 後継ぎが見つかった事で喜んだマップ屋のお婆さんは元気になってタウンに帰っていった。 うろつくモンスターを倒しながらしばらく散策すると、マップに書けそうな岩を発見する。 早速マップに書き込むべく観察していると、何かが落ちている事に気づく。 丸っこい体に羽の生えた奇妙な生き物のぬいぐるみだ。 チコが言っていたのはコレだなと思い、拾って届けてあげた。 この奇妙なぬいぐるみは妖精を象ったもので、チコママが縫ってくれたものだという。 チコはぬいぐるみのお礼にとっておきの秘密の場所を教えるという。 タウンの外の、英雄ライフォースの像の台座は開くようになっており、 その奥には英雄の祠と呼ばれる迷宮が広がっているらしい。 お宝の気配を感じたので、自宅に戻り準備したあと、迷宮へと単身乗り込んだ。 <英雄の祠> 進んでいくと、大きな扉に突き当たった。 取っ手等は無く、仕掛けで開く扉のようだ。 見回すと、足で踏むスイッチが2つある。 その一つに乗ってみるが、何も起こらない。 同時に踏むと作動するタイプだなと思ったが、為す術がない。 とりあえず無視して先に進む。次第にモンスターが強くなり、体力的に厳しくなってきた。 そこへ棍棒を持ち、いかにも強そうな体格の良い(つまりデブ)男が現れた。 「私デデドドと言います。私強いです。ルピーをくれれば用心棒として雇われてあげてもいいです」 結局このデデドドと名乗る男を雇う事にした。 支払ったルピーに見合う活躍で、強敵も倒す事ができた。 先ほどの扉の前に戻ってきた。今度は2つのスイッチにそれぞれ乗り、扉を開けることが出来た。 そして最奥部にたどり着くと、そこにはボスが居た。巨大なムカデのようなモンスター、オオガネムシだ。 そのとき携帯通信機からピンクルの声が聞こえてきた。 オオガネムシにはどこかに弱点があるはずだから、爆弾を拾ってその弱点に当てればいいとのこと。 ピンクルのアドバイスどおりに爆弾を当て、なんとか倒す事が出来た。 オオガネムシは爆発し、その体から大きいルピーの塊がごろごろと出てきた。 「さぁ、急いでお宝全部ゲットよ!」 通信機からピンクルの声がする。 いそいでルピーの塊を回収する。デデドドも手伝ってくれた。 ルピーの塊は普通のルピーに換算すると、かなりの価値になった。 最後に、大きく四角くてひときわ美しく輝くルピーを見つける。 ピンクルがいうにはそれはスーパールピーというすごいパワーをもつルピーとのこと。 茶色く輝いているそれは名づけて「メタルのルピー」。 換金は出来ないがいつか役に立つかも知れないので、忘れずに回収し、迷宮の外へ出た。 デデドドはまた会うかも知れませんと言い残して去っていった。 英雄の祠で手に入れた大量のルピーを西の泉に投げ入れる。 不意に地面が揺れ出した。何事かと思い周囲を見回す。 なんと、泉とその周りの地面が盛り上がり、3メートルほどの高さになった。 驚いているとルピじいの姿が現れた。何処かは不明だが、ルピじいは室内に居て、そこから語りかけているらしい。 「実はこの泉はタワーになっているのだ。ルピーをささげる事でタワーも伸び、 ルッピーランドにいっそう近づくというわけじゃ。この調子でがんばれよ。」 ルピじいの姿は消えた。 高飛び込み台のようなものがあるので立ってみる。たった3メートル高くなっただけだが、目を凝らすと遠くのものが見えることに気づく。 飛び込み台があるということは、ここから飛び込めという事か。 だがどうやって・・・?と考えていると背中のランドセルから風船が出てきた。 これならいける。意を決して踏み切った。 続く 69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/06(金)07 06 25ID o8KkSt/kOもぎチン乙。 書いてもらって悪いが、この作品は キャラごとにイベントを纏めて投下した方が 面白くなるんでない? 70 :もぎチン書いてます:2006/10/06(金)10 42 01ID ZGChgBml0 69 本編のストーリーに直接関係無い人物やイベントは書かない予定ッス。 そのへんの細かい話は実際にやってみてくれっつー事で。 89 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド4◆l1l6Ur354A:2006/10/08(日)01 44 34ID vOuNzLII0レベル1 ~ハマッコ海岸~ 砂浜の上に着陸した。 ここはハマッコ海岸と呼ばれているところらしい。 あたりを散策し、巨大な二枚貝から高く売れそうな真珠を採取した。 また、カニのようなモンスターから何かの材料になりそうな青い殻を大量に入手できた。 一通り回ったのでそろそろ帰ろうと思った。 帰るときはまた風船を使用する。ひとっとびで自宅前に着陸だ。 先ほど手に入れた真珠を売ろうとタウンへ向かう。確か宝石商が店を出していたはずだ。 と、門に設置されている回転灯が光っていることに気づく。 そしてあの門番がうろたえた様子で立っていた。 話を聞いてみると、門番の奥さんはもともと体が弱いが、最近急に症状が悪化したとのこと。 金儲けのにおいがしたが、今はどうにも出来ないので通り過ぎた。 宝石商の店に行き、真珠を売った。少し話をしてみると、話題はすぐに娘の自慢話に摩り替わっていた。 宝石商の娘は「お嬢」と呼ばれており、タウンのはずれの大きな木のところに居るらしい。 とにかく会ってみることにした。 お嬢はすぐに見つかった。メガネをかけた利発そうな少女だ。金持ちの娘らしい服装をしている。 話をしてみる。医者を目指して勉強中とのことだ。 この近所では取れない、青い殻を見つけたら持って来てほしいと頼まれた。 もしかしてアレのことか?と思い、先ほど入手した殻を差し出してみる。 その場で青い殻を分析し始めるお嬢。何か書かれたメモを渡された。 「その殻を材料にした回復薬の作り方を思いつきました。世の中の役にたてて下さいね」 自分にも出来そうな簡単な作り方だ。これなら・・・。 早速自宅に帰って回復薬を作ってみた。名づけて「チンケル」。 空き瓶に詰めて、門番に渡してみた。 門番は急いで奥さんに飲ませた。するとみるみる回復した。 奥さんが窓から元気な顔を出しているのが見える。 門番からお礼をたっぷりもらい、タワーに向かう。 泉にルピーを投げ入れると、タワーが伸び、ルピじいの姿が現れた。 前回よりもいい部屋に引っ越したらしいのが確認できる。 「お前にいいものをやろう」 風船に結び付けられた包みが目の前に現れた。 包みを開くと、その中身はイカス絵柄のポスターだった。 「それはルッピーグッズと言う。世界にはそのような素敵なッズがまだまだたくさん存在するのじゃ。 集めてみるがよい。そのポスターはお前の家の屋根裏部屋に送っておこう」 ポスターを付けた風船は自宅のほうへ飛んでいった。 こんな素敵なグッズが世の中にあるなんて・・・と顔がにやけてしまう。 続く 103 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド5◆l1l6Ur354A:2006/10/11(水)11 11 03ID vTJU25j30レベル2 ~オタカラ岬~ オタカラ岬。 何の変哲もないように見えるが、そこはかとなくお宝のにおいがする。そんなところ。 キッチンで調理に使えそうな材料をたくさん入手した。 ビーチベッドの上で優雅に日光浴をしているご婦人がいた。 彼女は犬を見かけたと言っている。 そのまま歩いていくと道の突き当たりにかわいい犬がいた。 ランドセルを漁り、骨を持っていたので差し出すと受け取って去っていった。 北の方へ歩いていくといかにも怪しげな扉があった。仕掛けで開くタイプのようだ。 仕掛けを解いて中に入る。 と、いかにも海賊ですと言わんばかりのガイコツマークが壁にある。 しばらく進むと桟橋があり、海賊船が泊まっている。 ボーダーのシャツにバンダナといったいかにも海賊っぽい人物が居る。 良く見ると彼らはガイコツだ。 少し怖いが、一番偉そうなヤツに話しかけてみる。 「何だ?オレ達が海賊と知って話しかけてくるとはいい度胸だ。 もしかしてお前、海賊になりたいのか?」 勢いでYesと答えると、そいつは考えこんだ。 「でもなぁ。生きてるヤツが海賊になるってぇのは・・・。でも、まぁ、一応ボスには合わせてみるか」 その偉そうなガイコツは副長と呼ばれているらしい。 アジトに行くというので海賊船に乗り込んだ。やがてアジトのある離れ小島に着いた。 <海賊のアジト> 海賊のアジトは地下にあった。迷路のように入り組んだ構造になっている。 アジトの最下階にはボスが待っているらしいが、会う前にテストを受けてもらうと副長は言う。 船員達の誰かが持っている、3つの海賊アイテムを集めてここに戻って来い、とのこと。 食堂でゴキブリを退治したり、倉庫でタルを整理したりと雑用をこなしつつ、海賊アイテムを3つ集めた。 副長がいる所に戻り海賊アイテムを見せる。と、そのときサイレンが鳴り響いた。緊急事態だ。 副長と共に駆けつけてみると船員達が怯えている。 奥には勇敢な副長でも尻込みしてしまう程の強敵がいるので、何とかしてほしいと頼まれた。 どんな強敵が?と気を引き締めて奥へ進むと、そこには、先ほど会った犬がいた。 骨で機嫌を取ると、犬は何もせず去っていった。 「ほら、オレ達は骨だろ?だから犬は怖いんだ・・・・。 それにしても、あんた、勇気あるなぁ。文句なしに合格だ。ボスに会ってくれ」 副長は最下階に案内してくれた。 ボスは自分より数倍は大きい、海賊の格好をしたガイコツ、スタルフォスだった。 スタルフォスは問答無用で襲い掛かってきた!一対一の決闘が始まった。 周りでガイコツの船員たちが観戦している。 攻撃を避けつつ、重心がありそうな腰の辺りを狙って攻撃を加え続けると、ついにスタルフォスはバラバラになった。 大量のルピーと、青いアクアのスーパールピーを手に入れた。 アジトの外に出た。そこにはバラバラになったボスが入れられた壺があった。 壺の中からボスが話しかけてくる。 「攻撃しちゃってごめんなさい。あなたがあんなに強いとは思いませんでした。 反省してます。でも、あなたを海賊にするのは・・・ちょっと。やっぱり海賊になるには死んでからじゃないと。 でも、仲良くしてもいいよ。あれ、あげちゃって!」 命令を受けた副長は骨で出来たオカリナを差し出した。 「桟橋を見つけたらこれを吹いてくれ。すぐに駆けつけるぜ」 壺と副長と船員たちを乗せた海賊船は水平線に消えた。 続く 118 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド6◆l1l6Ur354A:2006/10/19(木)18 37 05ID R8aGZsqu0レベル3 ~ロンロン草原~ タウンに行ってみると、何やらものものしい雰囲気が。 いつも冷静な宝石商が焦った様子なので話を聞いてみると、お嬢がロンロン草原に行ったまま帰ってこないという。 早速タワーの頂上からロンロン草原へ向けダイブする。 農地やら牧場やらがある、のどかな風景の中に着地した。 農作業をしているおばさんに話し掛けてみる。 なんと、お嬢らしき女の子が何者かに攫われる所を見たとのこと。 マッピングに使う地図を差し出して、その場所を書き込んでもらった。 地図を見ながら該当の場所に行ってみることに。 キラリと光るものが落ちている。拾ってみるとお嬢のメガネだった。 ここで手がかりは途切れてしまった。 広い草原を歩き回ってお嬢を探す。と、外れの方に焚き火が燃えているのが見える。 その向こうに2匹のブーブリアンが座っている。 旗なども掲げてあり、そこはブーブリアンの砦のようだ。 ブーブリアンとは半人半豚の亜人間だ。噂には聞いたことはあるが、見るのは初めてだ。 砦の中には、よろず屋に高く売れそうな武器も多数あるのが確認できる。 2匹のブーブリアンは見るからに強そうだが、ルピーのためと思い、乗り込んだ。 ブーブリアンは槍を煌めかせて襲いかかってきた。それをかわしながら隙をついて攻撃を加える。 時には同士討ちを誘ってみたりもする。苦戦したが、なんとか倒す事ができた。 売れそうなものを物色していると、お嬢がふらふらしながら出てきた。 「あの、どこのどなたかは存じませんが、助けて頂いてありがとうございます」 先ほど拾ったメガネを渡してあげた。 「ああ、チンクルさんでしたか。本当にありがとうございました。 私はもう大丈夫ですので、そろそろ帰ります」 お嬢はタウンに向かって歩いていった。 タウンに戻った後、宝石商からお礼をたんまりもらったのは言うまでも無い。 続く 184 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド7◆l1l6Ur354A:2006/10/26(木)15 14 53ID r14kyNSz0レベル4 ~デクノ森~ 森というより、ここは木々が鬱蒼と茂ったジャングルと呼んだほうが正しいかも知れない。 甲高い声で鳴く鳥や毒の胞子を撒き散らすキノコ、危険な食虫植物もある。 道を進んでいくと、映画にでも出てきそうな木の上の家があった。 表札には「タージャン」と書かれている。 その家を通り過ぎてしばらく進むと、観光地に良くある顔出し看板が設置してある。 浅黒い肌に筋骨逞しい四肢、金色の長い髪の男が描かれている。これがタージャンの姿らしい。 さらにジャングルの奥地へと足を運ぶ。と、青い虫が大量発生している場所に着いた。 その虫に囲まれて動けなくなっている老人を発見する。 浅黒い肌に骨が浮き出るほど細い四肢に白く長い髪。老人はタージャンと名乗った。 用心棒として雇うので家に連れ帰って欲しいとの話。お礼はたっぷり払うとのことで快諾する。 だが道のりは険しかった。虫がタージャンを攻撃しないように自分の方へ引き付けつつ前進。 やっとの思いでタージャンの家までたどり着いた。 お礼の交渉では強気の金額を提示してみた。 「納得!お得!ありがとじゃん!」 老人には不似合いな口調でタージャンは答えた。 また、困った事があったら各所に設置されている「タージャンベル」を鳴らせばすぐに駆けつけるとのことだ。 タージャンと別れて今度は逆の方向へ進むと、行き止まりに突き当たった。橋が架かっていたようだが今は落ちている。 そこにはタージャン(の若かりし頃)の顔が書かれた大きいベルが吊るされている。鳴らしてみると、タージャンが現れた。 タージャンは、金額次第では橋を架けてやってもいいと言う。 しぶしぶタージャンに支払うと、どこからともなくマントヒヒのようなサルがやってきて、自分の身を投げ出して橋になった。 サルを踏みしめて先へ歩く。どんどん進んでいくと、木が密集した場所に着いた。 またタージャンベルが設置してあるので鳴らす。タージャンが現れ、金額次第では道案内してもいいと言ってきた。 またルピーを支払うと、道案内してくれ、ひときわ大きい老木の根元に着くと、タージャンは去っていった。 大きい木の幹には顔のようなくぼみがある。突然、その顔が語りかけてきた。 その木はデクの樹様と呼ばれているらしい。もうすぐ寿命が来るが、後継ぎが心配でまだ死ねないという。 デクの樹様の根元を良く見ると小さい木が生えていることに気づく。同じように幹に顔があるが、元気が無い。 ここの地下に「命の露」があるのでそれを汲んできて後継ぎに与えて欲しい、そうすれば元気になるとのこと。 デクの樹様のうろから地下へと入った。 デクノ神殿 地下には驚くほど広い空間があった。黒くにごった水が湧き出している水盤を見つけた。 「何という事だ!命の露が汚されておる!済まないがなんとかしてくれ」 デクの樹様の声が聞こえてきた。さらに奥へ進む。 地下は大きく3つに分かれていた。それぞれのエリアにはバナバナと呼ばれる巨大な食虫花が咲いている。 3本のバナバナを倒すと、バナバナの触手に覆われていた最奥部への進入口が開く。 そして最奥部には、倒した3本の力を併せ持ったさらに巨大なバナバナが待っていた。 苦戦しながらも倒すと、大量のルピーとリーフのスーパールピーが手に入った。 水盤のところまで戻ると、ランドセルからリーフのルピーが飛び出した。 リーフのルピーが緑色の輝きを振りまくと、黒い水がみるみる済んだ水に! それを空き瓶に汲んで地上に戻った。 命の露を小さい木にかけてやると、瞬く間に木は元気になった。 「これでようやく眠りにつくことが出来る・・・」 デクの樹様は静かに目を閉じ、永遠の眠りについた。 続く 274 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド8◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 38 14 ID MBuy8zQA0レベル5 ~シメリケ湿地~ 湿地と言うからには湿度が高いのは納得できる。だが、視界が不明瞭なのは何故か。 時折、蚊のような羽虫の群れに襲われ、体力を削られる。 歩いていくと、ポケットの沢山付いた上着に探検帽という出で立ちの、探検隊員たちと出会った。 以前、ここには虫たちの餌場となるような花畑が存在したが、今はこの毒ガスのせいで枯れているとのこと。 マッピング用の地図を見てみたが、やはり何もかかれていない。 視界が不明瞭なのは毒ガスのせいなのか。だが息苦しくは感じない。 隊員に詳しく話を聞いてみると、この毒ガスは人体には影響が無いが植物には致命的とのこと。 どこかにガスの噴出口があるはずなので、そこを破壊すればあるいは・・・。 そんなこと考えながら進んでいくと、小山が見えてきた。 あれは何だろう?と思っていると、突然、1メートル以上もあろうかという巨大な蜂に襲われた! 倒しても倒しても切りがない。ヘトヘトになった頃、ようやく蜂は居なくなった。 先ほどの小山をよく見てみると、それは巨大な蜂の巣だった。 中に入ると、数メートルはあろうかというさらに巨大な蜂が弱々しく横たわっていた。その側には探検隊員の一人が立っている。 巨大な蜂が何事かささやくと、虫の言葉を解すらしい隊員は通訳して話してくれた。 この蜂は女王蜂で、餌場が無くなって困っている、突然襲い掛かった非礼はお詫びするので、どうかこの毒ガスをなんとかしてほしいとのこと。 もちろんお礼はするとのことなので引き受けた。 蜂の巣を出て、さらに奥地に足を運ぶ。毒ガスの噴出口を見つけたので破壊すると、少し視界が開けた。 どうやら噴出口は複数あるらしい。合計3つの噴出口を破壊し、毒ガスは完全に消えさった。 女王蜂のところに戻り、お礼をもらう。 花畑があったという場所にも戻ってみた。そこには一面に色とりどりの花が咲き乱れていた。隊員もうれしそうにしている。 地図を取り出し、心を込めて花畑を描き入れた。 続く 275 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド9◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 41 08 ID MBuy8zQA0レベル6 ~ドロリ沼~ 大小の沼が点在し、両生類・爬虫類がたくさん生息している。 遠くに、シメリケ湿地に居たような巨大な蜂が飛んでいるのが見えるので、近づいてみる。 高台の上に、ドーム状の建物が建っていて、その上空に蜂が群がっている。 側に探検隊員が居たので話を聞いてみるが、あの入り口を開く方法も解らないし、第一、あの高台に上る方法がないと言う。 傍らの石碑には「4つの光集まりしとき、入り口が開く」と書かれている。 とにかく地図を頼りに辺りを探索してみることにした。ほどなくして、奇妙なものを発見した。 地面から巨大な虫の頭が突き出している。その場から動けないらしいのでとりあえずは安全だ。 桟橋を見つけたのでオカリナを吹くと、どこからともなく海賊船がぬっと現れた。 ガイコツの副長は何か悩んでいるようだったので話を聞いてみる。 ここ、ドロリ沼の中心に聳え立つ「ムシシの穴」、強そうな用心棒を雇ってそこへ調査に向かわせているが、なかなか帰ってこない。 少し心配になったので、ムシシの穴に行く事があったら様子を見てきてほしいとのこと。 海賊船と別れて探索に戻る。高台から離れたところに、奇妙な建造物を発見する。 地図を見ると、その場所には小さい灯台のようなものがあって、光を放っている。 なるほど、これが石碑に書かれていた光か?だが一面に殻のようなものが付着していて地図とはだいぶちがう。 付着物をはがすと、建造物の先端から光が発せられ、高台に向かって一直線に伸びていった。 地図の四隅にそれぞれ小さい灯台は描かれている。残りの3つの建造物を周り、4つの光が高台に集まった。 高台に戻ると、ドーム状の建物の入り口が開いているのが見えたが、やはり高台に登る術がない。 上空に飛び交う蜂を見て、ふと女王蜂のことを思い出した。 シメリケ湿地の女王蜂のところに戻り、高台のことを話すと、なんと連れて行ってくれると言う。 女王蜂の背に乗り、ドロリ沼の高台まで飛び立った。女王蜂は疲れた様子で帰っていった。 ムシシの穴 入り口から入り、地下へ下っていく。中は怪しげな繭やルピーを食べる虫など、虫たちの天国になっていた。 しばらく通路を進んでいくと、英雄の祠で見かけたような、2つのスイッチを踏むと開く扉があった。 辺りを探してみると、やっぱり奴が・・・デデドドが居た。 海賊達が雇った用心棒とはデデドドの事だったのだ。 デデドドと協力して扉を開き、さらに進む。デデドドは先に勝手に行ってしまった。 毒ガスが充満している部屋に辿り着いた。壁から突き出た巨大な昆虫の腹からガスが吹き出ている。 ガスにむせながら急いでその部屋を通り過ぎ、地上に出る梯子を上ると、巨大な虫の頭のすぐ側に出た。 虫の頭が攻撃を仕掛けてきたので倒す。地下に戻ってみると、毒ガスは消えていた。 デデドドは最奥部の扉の前で待っていた。この扉の向こうに自分が求めていたものがあるかも知れないという。 たが扉を開くにはどこかに落ちている「黄金虫の蛹」が必要とのこと。運良く持っていたのでデデドドに渡す。 デデドドは黄金虫の蛹を使って扉を開いた。ここからは一時的に協力しましょうと言ってきたので協力することにした。 扉の向こうには、英雄の祠で会ったのと同じようなオオガネムシが居た。 デデドドと協力しながら同じ要領で倒すと、オオガネムシはさらにパワーアップして襲ってきた。それも何とか倒す。 同じように大量のルピーと黄色く輝く「アースのルピー」をゲットして、外に出た。 デデドドにお礼を払う。デデドドはこれから、兄弟子を追って流れ用心棒になると言い出した。 そして、払いが良いのでしばらくこちらに同行すると言ってきた。 桟橋に行こうとすると、デデドドの顔色が悪くなった。 依頼料をもらったのはいいが任務は失敗だ。海賊に合わせる顔がないとのこと。 金輪際、桟橋には近づきたくないと言ってデデドドは逃げ出した。それでいいのか?デデドド!! 続く 276 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド10◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 42 05 ID MBuy8zQA0レベル7 ~シバレル雪原~ 一面の銀世界。静かで何もなさそうに見えるが、ブーブリアンの砦もある。 静かといえば広大な墓地がある。北の方は吹雪いていて危険だ。 地図を見ながら散策していると、なにかが山の上に墜落したような音がした。 山の上に行ってみると、奇妙なものがあった。蒸気で動く気球といったところか。真鍮のボディが光っている。 偉そうな金持ちのガキと、黒いタキシードを着たその召使いが居た。 ガキは「カネアルデ家」のパウルというらしい。そして召使は爺や。 ガキの気まぐれにつき合って気球の旅をしてるらしい。 爺やが丁寧な態度で助けてほしいと言ってきた。気球のパーツを落としてしまったので飛べなくて困っているとのこと。 地図に飛行してきたルートを描き入れてもらった。このルートの何処かにパーツが落ちているらしい。 ほとんどがシバレル雪原内に落ちていたが、一部はドロリ沼の沼の中やシメリケ湿地にまで散らばっていた。 パーツを全て集めて爺やに渡し、お礼をたっぷりもらう。坊ちゃんと爺やは気球を直すと、飛び立っていった。 あまり気は進まないが、マッピングのために墓地へ向かう。 奇妙な形の墓を発見する。刈り上げヘアの女の顔の形の墓だ。何処かでみたような、そう、タウンの仕立て屋、チコのママに似ている。 その墓を地図に書き入れ、一旦タウンに戻る。 タウンに行ってみると、また門番のところの回転灯が点いているので、門番に話を聞いてみた。 また奥さんの具合が悪くなったとのこと。今度はどんな薬を飲ませても効かず、困っているとのこと。 チコのママに話を聞く。 「ここだけの話、あたしの家系ってのは、霊感が強くてね。見えないモノも見えちまうんだ。 一番霊感が強かったのはあたしのママだけど。でももう死んでるけどね。 墓はシバレル雪原にあるよ。今年もそろそろ、好物の『大地のスープ』を持って墓参りにいかなくちゃね。」 大地のスープの作り方は知ってるし材料もそろっていたので、家に戻りキッチンでスープを作り空き瓶に詰めて、またシバレル雪原へ向かった。 先ほどの奇妙な墓の前にスープを供えると、なんとチコのママそっくりの女性が現れた! でも死んでるのでこれは幽霊か。霊感が無くても見えるものらしい。 チコのママのママは気になることを言った。 「この墓地の一番奥の、絶対溶けない氷に覆われた墓を見たことあるかい? あの墓に眠ってる女が、最近タウンに行って悪さしてるらしいんだよ」 まさか、門番の奥さんが具合が悪いのって、幽霊のせいなのか? 急いでタウンに戻って、門番にそのことを告げると、門番はシバレル雪原に連れて行ってほしいと頼んできた。 自分はタワーから飛び降りればいいけど、普通の人間はそういうわけにもいかないし・・・と悩んでいると、 そこへ気球が飛来した。パウルと爺やだ。二人に気球で門番をシバレル雪原まで送ってもらうことにした。 自分はタワーから飛び降りる。すると、門番が着地地点付近で待っていた。 門番を連れて墓地へ行くが、門番は幽霊が苦手らしく、その場で硬直してしまった。 硬直した門番を押してなんとか例の氷に覆われた墓に着いた。女の幽霊が現れて門番に襲い掛かる。 門番は全力で逃げ出し、立ち止まって震えている。これではどうにもならない。 困ったのでチコのママのママの墓まで行って、助力を請う。 なんとチコのママのママはルピーを要求してきた。幾らか掴ませる。 チコのママのママはカーディガンを羽織り、門番の奥さんの物まねをして門番を励ました。 見た目とか全然違うし、そもそも幽霊に励まされてどうにかなるのか?と思ったが、意外なことに効いてるらしい。 「フフフ・・・愛の力ってやつさ」 チコのママのママはそんな事を言う。なんと、門番は目に見えてパワーアップしていた。 門番と協力して女の幽霊を倒した。 「仲がいい二人がうらやましかったの。ああ、私も、結婚したかった・・・」 そんなことを言い残して、女の幽霊は昇天した。 覆っていた氷が溶けている。墓に向かって手を合わせた。墓碑にはこう刻まれている。 「はかなき人生を送った女 ここに眠る 享年8才」 続く 277 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド11◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 46 37 ID MBuy8zQA0レベル8 ~デスマ山~ 標高20000mの、常識で考えたらとんでもない山、デスマ山。そのふもとに降り立った。 三分の一ぐらいまで登ったところで、登山道が巨大な岩で塞がれていた。 その岩の側に居る人が言うには、この岩は海賊船の大砲じゃなきゃ壊れないだろうとのこと。 ドロリ沼の桟橋のところに行ってみると、海賊船が停泊している。副長が焦った様子で話し掛けてきた。 海賊船内に虫が大量発生して困っている。下っ端たちはおろか、ボスまでも虫に取り付かれているとのこと。 虫を倒す代わりに大砲で岩を壊してほしいと頼み、交渉成立。 海賊船に乗り込み、虫に取り付かれた海賊を解放していく。最後にボスを解放する。 そのままデスマ山に向かい、大砲で岩を撃つと、粉々に砕けた。海賊船と別れ、デスマ山に改めて上陸する。 中腹まで登ると、「ヤマタミ村」という、原住民達が住む村に到着した。原住民たち何かにつけてルピーを要求してくる。 なんかギスギスした村だった。奥の方に行こうとしたが兵士たちが通せんぼしている。 そこを通り抜けると、なぞの洞窟があったので入ってみる。 その洞窟は、足場から足場へと垂直にジャンプしながら進む変わった洞窟だった。 洞窟の中を一気に登り、見晴らしの良いところに、とても臭いにおいの果物がなっているのを発見した。 高く売れそうなので収穫したがやっぱり臭い。登ってきたところと別のところから降りて、また村に戻ってきた。 通せんぼしている兵士の所を通りかかると、なぜか道を開けてくれた。 奥にあるの建物の中には、恐ろしく長い階段の上に玉座があり、ヤマタミの王が座っていた。 あの臭い果物は王の好物だと言うので献上する。王はさらに、血走った目でルピーを要求してきた。 少しずつ支払ってみた。そのうち、満足したらしく王は立ち上がった。そこへ、美しい娘が現れた。 「とと様、もうやめて!やさしかったとと様に戻って!」 どうやら王の娘らしい。娘は階段を駆け上がって王に取りすがったが、王はそれを振りほどいて出て行ってしまった。 階段を転げ落ちる娘。娘は王を追いかけて出て行った。こちらも王を追いかけることにする。 途中、兵士たちに足止めを食らったが、倒してさらに山の頂上へと向かう。 頂上からは薄く煙が立ち昇っている。山の頂上へ登って、火口へと、先ほど支払ったルピーを投げ入れている。 まるで自分がルピーを泉に捧げるが如く・・・。娘が泣きながら訴えてきた。 少し前に、「ルピじい」と名乗る謎の老人が現れ、王にルピーを貯めて捧げれば望みがかなうとのお告げをしたとのこと。 それから王も村民もルピーの事ばかり考えるようになってしまったとのこと。 ヤマタミの伝説にあるとおり、この火口から入れる「デスマの迷宮」の奥深くに眠る「マグマのルピー」、 それがあれば王たちの呪いは解けるかも知れないとのこと。 マグマのルピーってのはスーパールピーだな。意を決して火口の中に設置してある梯子を下っていった。 デスマの迷宮 あちこちに溶岩が流れる灼熱のダンジョンだ。溶岩を空き瓶に入れた水で冷やしたりしながら仕掛けを解く。 特に上と下とのつながりは重要だ。特定の位置の穴に落ちたり、マップをよく見て進む。最後のダンジョンだけのことはある。 やっとのことで最下階へ着いた。奥の扉を開けると穴に落ちた。どこまでもどこまでも落ちていく。 ふと足場に行き当たって止まった。下を見ると溶岩だ。落ちたら死ぬ。遥か上に小さく空が見える。 臭い果物を取りに行ったあの謎の洞窟に構造が似ている。溶岩から火の竜、ドラドラが現れた。 溶岩が競り上がってくる。溶岩に落ちないよう、慎重に足場から足場へと飛び移り、上を目指す。 途中、何度もドラドラが登るのを阻止してくるが、避けながら登る。 ついに上まで上り詰め、上空へと飛び上がった。追いかけてきたドラドラは外気に触れると、 火が消え、ルピーの塊となった。そのルピーをしっかり回収する。 赤く輝く「マグマのルピー」を手に入れ、迷宮を後にした。 火口から出てヤマタミ村へ戻る。マグマのルピーが赤い光をあたりに振りまくと、みんなの呪いは解けた。 王がお礼をくれると言ったので、呪われていたときに献上した金額以上をしっかり要求した。 村の中央部に案内されたので行ってみると、村民たちはお祭りムードで「チンクリ、最高~!!」と騒いでいる。 チンクルなんだけどな・・・と思いながら、ふと見てみると、そこにはなんと自分の像が立っている! 村の危機を救ったチンク"リ"を称えるとのこと。像の前に賽銭箱が据え付けてあるのを見逃さなかった。 今度誰も見てないときに中身を頂こう・・・。 続く 278 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド12◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 48 28 ID MBuy8zQA0レベル9 ~妖精ガーデン~ 名前から想像していたのとは異なる、見渡す限りの砂漠の中に立っていた。 砂地を何気なく歩いていると、突然アリジゴクに襲われそうになり、慌てて石畳がある所へ逃げ出した。 どうやらアリジゴクは砂地しか発生しないらしい。 ピンクルから通信が入ったので端末機を覗く。 「ハーイ、チンクル!どう?妖精ガーデンってステキな所でしょ? ・・・って・・・何よこれ!私が居た頃はもっと緑が多くてキレイだったのに・・・」 気になる台詞を残して通信は切れた。 側に謎の石碑がある。「フェアリーZ販売所」と彫ってある。 そのとき、どこからともなく謎の声が聞こえてきた。 「私の所に・・・いらして・・・」 その声に導かれるように、まっすぐに続く石畳の上を歩いていった。声はどんどん大きくなる。 石畳はサボテンにぐるりと囲まれた直径5メートルほどのくぼみのところで終っている。 「私は大妖精です。この妖精ガーデンには5色の小さい泉があります。その泉が涸れてしまい、困っています。 どうか5色の泉を復活させてください。もちろんお礼はいたします。」 と謎の声は頼んできた。 フェアリーZ販売所に戻り、要求されたルピーを払うと、なんと側に車が現れた。 車といっても車輪は無い、ホバークラフトだ。これならアリジゴクもこわくない。 サービスに地図も貰った。地図を見てみると、妖精の泉を中心に放射状に道があり、その先に黒・青・緑・黄・赤の泉があるらしい。 フェアリーZに乗り、近くにある緑の泉へ向かった。泉といっても大きい水瓶のような物体だ。 中を覗くとたしかに水が無い。その時突然ブーブリアンが襲ってきた。 砦の無いところで、しかも一匹だけ居るのは珍しいなと思いながら倒すと、ブーブリアンは黒い石を落とした。 三つ葉のクローバーのような形だ。どこかで見たような形だなと思いながら先ほどの緑の泉を見てみると、同じ形のくぼみがある。 試しにはめようとしたが色が違うためか合わない。よく見ると三つ葉のほかに丸と四角のくぼみもある。 黒の泉に行き、石をはめるとぴったり合った。なるほど、この石を合計5×3=15個集めないとならないのか。 本隊から外れて道に迷っている探検隊員や観光に訪れている妖精マニアなどの人々に話を聞き、砂漠の隅から隅まで、フェアリーZで駆け回った。 地図では川になっていたところに今は水はなく、橋だけが残されている。かつて花畑だったところは虫たちが集っていた。 そしてかつて神殿だったところには今は何もない。地図と今の地形はだいぶ違う。 該当の色の石を3つ泉に奉げると、泉から水が湧き出した。とうとう5つの泉は復活した。 妖精の泉に戻ってみると、泉は水で満たされていた。辺りを照らす光の粒子が集まったと思うと、泉の上に女性の姿が現れた。 頬骨が高く美しい、どこかで見たような顔の女性。背中に妖精らしい透明な羽根がついている。これが大妖精か。 「ありがとうございます、チンクル・・・いえ、茂木立さん!」 突然、なんだか懐かしい気分になった。 -その名前で呼ばれるのは久しぶりだ。もうチンクルになって長いから、自分でも忘れかけてたよ。 そう、オレの名前は茂木立(もぎたて)(※注1)。名前と言うか苗字だけど。 というか、なんでこの世界の人がオレの本名を知っているんだ? チンクルになってから一度も本名を名乗った事は無いのに・・・・。 動揺しているこっちをよそに大妖精は話を続ける。 「どうして名前を知っているのかと不思議に思っているようですね。いくらチンクルになろうとも私の目は欺けません。 私にはありのままのあなたの姿が見えます。」 なんか気になることを言われたが、大妖精ともなるとやっぱり凄いんだなと納得して、とりあえずお礼をもらって帰った。 タワーに登り、泉にルピーを投げ入れる。いつもどおりタワーが伸びる。 タワーは、もうこれ以上高くなったら空気が無くなって死ぬな、というくらいまで高くなった。 っていうか、常識的に考えたらとっくに死んでいるはずだが、デスマ山の高さもあるし、深く考えるのはやめた。 あの月にも手が届きそうだ。 ルピじいの姿が現れた。相変わらずルピじいがどこに居るかは謎だ。ルピじいは興奮した様子だ。 「うおおおおおー!!もうすぐ、もうすぐだぞ!!ルピーの力が流れ込んでくる!! フッフッフ。お前はやはり、わしが見込んだとおり優秀なチンクルだったな!」 なんだか悪い予感がするのは気のせいだろうか・・・。 続く ※注1・・・ここで呼ばれるのはセーブデータ作成時に入力する名前です。 279 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド13◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 49 52 ID MBuy8zQA0レベル10 ~オーラス遺跡~ オーラス遺跡に向かって飛び降りようとすると、心の中に大妖精が呼ぶ声が聞こえてきた。 予定を変更して妖精ガーデンへ向かう。大妖精は驚くべき事実を口にした。 「あなたにお伝えしたい大事な話があります。よく聞いてください。 地上に満ち溢れた悪しきルピーの力。そして、高らかに響き渡ったあの笑い声 もうお気づきですね?そうです。ルピじいと名乗る老人、 その正体は悪しきルピーの象徴ルッピーGなのです。 ルッピーGはルピーをみずから取り込み、その力を使って、この地上を恐ろしい世界に変えようとしています。 その名もルッピーランド。ルッピーランドとは全ての人々が最悪の暮らしを強いられる、まさに悪夢のような世界です。 ルッピーランドでは全ての人々がチンクルにされてしまいます。 ルッピーランドで待つのは、ただひたすらルピーを集めるだけの毎日。 自由?安らぎ?ルッピーランドにはそんなもの一切ありません。 ルッピーGの欲望を満たす為の世界。それがルッピーランドなのです。 名づけて『悪者ルッピーGのはい色ルッピーランド』といったところですか。 そんなルッピーランドにあなたは行きたいですか?」 -返事はNoに決まっているだろ? 「さすが茂木立さん。チンクルになっても正しい心は消えていませんね。 この平和な地上をルッピーランドなどにさせてはなりません。ではあなたを信じてこれを授けましょう」 ルピー飾りの付いたカギを貰った。 「オーラス遺跡の奥深く、そのカギで開けられる扉の向こうに、あなたしかできない大事な使命が待っています。頑張ってください」 改めてオーラス遺跡へ降り立った。ここは島全体が大きな遺跡になっている。ブーブリアンの本拠地があることでも有名だ。 遺跡の壁に穴を開けて住んでいる男に会った。 「よう、あんたがチンクルか。噂には聞いているよ。いきなりだが、あんたに頼みがある。 オレの知り合いのカップルを助けてほしい。・・・おい、出て来いよ」 出てきたのは若いブーブリアンのカップルだった。 ブーブリアンの親方に結婚を反対されて逃げ出してきたが、大切なティアラを取られてしまった。 ティアラが無ければ結婚式を挙げることが出来ないので、取り返してほしいとのことだ。 引き受けると、「ブーばな」をくれた。ブーブリアンの本拠地に入るために必要な鍵だ。 壁の上から爆弾で攻撃してくるのを避けながら、本拠地の前の扉までやってきた。 豚の鼻の形のくぼみにブーばなを嵌めると、扉が開いた。 本拠地のブーブリアンは、今までのブーブリアンとは比べ物にならないほど強いが、なんとか本拠地を壊滅させた。 ティアラも取り返したのでブーブリアンのカップルの所に戻った。早速結婚式を挙げようということになった。 ティアラを被りブーケを手に花嫁衣裳もばっちり。だがなにか足りない。 「なぁ、あんた、何かこうパーっと盛り上げるようなモノ持ってないか?盛大に送り出してやりたいんだよ」 確かアレが・・・と思いながらランドセルを漁る。あった。一瓶だけ残っていた。 中身を空けるとパチパチと景気のいい音を出した。以前作っておいた「チンクル花火」だ。 「そうそう、そんな感じだよ!」 男も満足したようだ。ブーブリアンの彼女は後ろを向いてブーケを投げた。 思わず拾いに走ってしまった。ナイスキャッチ。そのブーケをよく見てみると、奇妙なイカす花が使われていた。 大切な記念品なので屋根裏部屋に置いておこう。 280 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド14◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 50 28 ID MBuy8zQA0ブーブリアンの本拠地のさらに奥にその扉はあった。大妖精からもらった鍵で扉を開けた。 扉の向こうはなぜか神聖な空気が漂っていた。小さい銀色の体の妖精たちが飛び交っている。 「チンクルとはルピじいに仕えるために奴隷にされた姿。チンクルになるとルピー無しでは生きられなくなる」 「5つのスーパールピーを祭壇に捧げなさい。そうすればマスタールピーを手にすることが出来るでしょう」 「マスタールピーは良きルピーの象徴です。願えばルピじいのところへ導いてくれるでしょう」 妖精たちはそんなことを説明してきた。 言うとおりに奥の祭壇に5つのスーパールピーを捧げる。白く輝くマスタールピーを手に入れた。 オーラス遺跡のマップも完成したので、タウンに帰ってマップ屋に見せに行くことにした。 マップを見たマップ屋のお婆さんは、感極まった様子だった。 「ああ、世界中のマップが描けたよ!あの人の夢が叶ったよ!これであの人の元に行ける・・・。 これはあの人が使っていたペンだよ。もらっておくれ」 お婆さんはイカすペンをこちらに差し出すと、そのまま昇天してしまった。 そのペンもまた屋根裏部屋に置くことにした。 自宅に戻り、屋根裏部屋を覗く。壁面や床も埋め尽くすほどのイカスグッズ、ルッピーグッズが置いてある。 プロの料理人に料理の腕を認められた証のコック帽とか、空き瓶を全て集めたことを認められた証の王冠とか、 その他ダンジョンに落ちていたもの等いろいろある。 最初にルピじいからもらったポスター以外は、それぞれ苦労して手に入れたモノだ。 それぞれのモノを手に入れた場面は今でも思い出せる。ペンとブーケを空いた場所に置く。 すると、屋根裏部屋中に何かパワーがみなぎるのを感じた。 ガタガタとポルターガイストが起こったように動き出すルッピーグッズ。 ふと、何か予感のようなものを感じた。急いでオーラス遺跡に向かう。 導かれるように、とある壁の前に立っていた。閂のようなものがあるので外すと、壁が動いて小部屋が現れた。 全身ピンク色の衣装を着た女性が、2画面のモニターに向かっている・・・。 「チンクル!!あなた、まさか私を助けに来てくれたの?うそ、夢みたい・・・ありがとう」 そう、ピンクルだ。 「ルピじいにこの部屋に監禁されて、チンクルのサポートを無理矢理やらされてからどれくらい経ったかしら。 でもやっと自由になれるのね。そうだ、お礼をしなくちゃね。チンクル、ちょっとこっちに来て」 状況を把握できないまま、ピンクルに近づいた。 「目を閉じて、体の力を抜いて・・・」 ピンクルの手が顔に触れるのを感じ・・・以下自主規制。とてもイイ思いをしたのだろう(たぶん)。 コトが済むとピンクルの姿は光の粒子になり、それが集まったかと思うと、どこかで見たような姿になった。 「この姿を見て解るかも知れませんが、私は大妖精の娘です。あなたがこの部屋の封印を解いてくれたお陰で私は自由になれました。 奪われていた妖精の力も取り戻しました。 いまのルピじいはあなたが貯めたルピーによって膨大な力を手にしている事でしょう。ルピじいに勝つことは難しいかもしれません。 ですが今のあなたは1人ではありません。 先ほどあなたに注いだ大妖精のエナジーがピンチのときにあなたを守ってくれるでしょう」 なんだか浮ついた気持ちで家に帰った。 続く 281 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド15◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 52 27 ID MBuy8zQA0レベル∞ ~月へ~ タワーに上り、てっぺんの泉にマスタールピーを捧げた。 タワーはロケットのように飛んだ!こんな時のためにと用意していたアストロヘルメットを被った。 そして宇宙空間へ・・・ものすごい衝撃に気を失う。 気が付くとそこは月面だった。タワーの先が月面から突き出ている。どうやらタワーが月に突き刺さったらしい。 タワーのてっぺんの泉に水は既に無く、今まで貯めた大量のルピーが見える。 とりあえず持っていた袋にそのルピーを回収した。 背後に気配を感じ振り返ると、まさに悪のボスという感じで高そうなソファにもたれたルピじい・・・いや、ルッピーGが居た。 「ほほう、よくここまで来れたな。そうか、なるほどマスタールピーに導かれたというわけか。 言っておくけどな、ルピーに良いも悪いも無いんだよ。 いい事をして得たルピーと悪い事をして得たルピー、どっちも輝いているだろ?ルピーこそ力の象徴なんだよ」 -好き勝手言ってくれるぜ。この袋の中に入ってるルピー、タワーに奉げたルピーは、 オレが人助けとかしたりして、そのお礼としてもらったのがほとんどだ。これが良きルピーじゃなくて何だ? ルッピーGはさらに続ける。 「おまえがいままでタワーに貯めたルピー、いくらか知ってるか?約50万ルピーもあるぞ。 それだけのルピーがあればルッピーランドはあっという間に完成だ お前が来てくれたおかげでとりに行く手間がはぶけたわ。 さあそれでは、そのルピーをよこせ」 -もちろん1ルピーもやれない。 「しかし随分と挑戦的な顔だな。部屋でくすぶっていたあの頃とは大違いだ。 いい度胸だ!ならばむりやりもらうまで」 -よし、今だ。 『妖精さ~ん・・・・』 ピンクルに注いでもらったエナジーで、全身タイツの色がピンクに!なんだか体の中から力が湧き上がってくるのを感じる。 「ほほう、なるほど、ピンクルの力を借りたな?お前があの封印を解けるとは思わなかったぞ。 だがそんな力、今のわしには効かんぞ。くたばれーっ!」 ルッピーGが襲い掛かってきた。と、心の中に大妖精の声が聞こえてくる。 「茂木立さん、聞こえますか?大妖精です。 あなたが今まで貯えた良きルピーの力でルッピーGを倒すのです。」 ルッピーGは悪しきルピーの力を放射して、こちらを圧倒しようとする。 袋の中から良きルピーを発射して相殺、さらに押し返してダメージを与える。 何度か致命的なダメージを与えると、最終的にルッピーGは悪しきルピーの力そのものに変身した。 だが少しずつダメージを与えていき、ついにルッピーGは倒れた。 自分の姿があの引きこもっていた頃のトレパン姿になっている事に気付く。大妖精の声が聞こえてきた。 「茂木立さん、己の欲望のためにルピーを利用しようとした愚かなルッピーGは、 良きルピーの力により完全に消滅しました。 あなたは、今回の冒険で得た大量のルピーをその正しい心で世のため人のために役立ててください。信じていますよ」 それから・・・。 -オレは、手に入れた大量のルピーのお陰で、以前とは比べ物にならないような贅沢な生活をしている。 「茂木立さん、元気にしてますか? えっ、何もしない毎日なんですか? 好きな物を好きなだけ食べて? 仕事もせずにバカンス三昧? 夜は彼女とお出かけ(って私の娘と?) 茂木立、おっ、お前もかーーー!!」 -大妖精がツッコミを入れている声が聞こえてきたような気がしたが、気にしないことにする。 だって、このルピーはオレが貯めたんだぜ?オレの好きに使っていいじゃん。 っていうか、この生活がオレのルッピーランドなのかも知れないな・・・。 オワリ 282 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド16◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 53 48 ID MBuy8zQA0おまけ~アナザーエンド~(ピンクルを助けなかった場合) ルッピーGを倒したチンクルは、大量のルピーとともに地上へ降りてきた。 地上に降り注ぐ大量のルピーの雨。 タウンでは宝石商やよろず屋の親父、チコママなどの大人達が大騒ぎでルピーを拾い集めている。 チンクルも一緒になって拾い集めている。 そんな光景を冷ややかな目で見ている子供たち。 「大人ってイヤだよね~」「あんな大人にはなりたくないなぁ」 オワリ? 283 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)04 02 22 ID MBuy8zQA0 ゲームには、ここには書ききれなかったステキな出会いや感動できる話がまだまだ沢山詰まってます。 プレイすることがあったら是非本名を入力することをオススメしますw
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1807.html
もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド 26-63・67~70・89・103・118・184・274~283 63 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド1◆l1l6Ur354A:2006/10/05(木)09 06 15ID mAgS4cPV0 無職で無気力、もちろん独身の35才(♂)。 緑のトレパンをはいているそんな冴えない主人公。 ある日、自宅でボケッとしていると、どこからともなく自分を呼ぶ声が聞こえてきた。 「・・・おい、・・・おい!そこの35才!」 びっくりして起き上がったが誰も居ない。気のせいかと思ったが、また声がする。 「西の泉へ来い!」 とりあえず、自宅の近くにある西の泉へ行ってみることにした。 立ち入り禁止の看板が立っているが無視する。 泉に付くと辺りが霧に霞んで真っ白に。 霧が晴れたら、そこには奇妙な老人が立っていた。 「わしは、ルピーの達人、ルピじいじゃ。 おぬしにおいしい話があるんじゃよ。ルッピーランドに行きたくはないか? ルッピーランドとは、誰でも楽してバラ色の暮らしが送れる、まさに夢の楽園なのだ! ルッピーランドなら凄いごちそうもおなかいっぱい食べ放題! 仕事?勉強?ルッピーランドにはそんなものはない! カワイイ系やキレイ系、いろーんなオナゴがルッピーランドに待っている! どうだ? ルッピーランドにいきたくなっただろう?」 本当にそんなおいしい話があるのだろうか。 だが思わず顔がにやけてくる。二つ返事でOKだ。 「ならばおぬしは今からチンクルとして生きるのだ! チンクルになってルピー(お金)を稼ぎ、この泉に奉げるのだ。 さすればルッピーランドへの道は自ずと開かれよう」 また辺りが霧に霞み、ルピじいの姿は消えていた。 気が付くと全身緑タイツに赤いパンツ、背中にランドセル・・・と なんとも奇妙な格好にさせられていることに気が付いた。 これがチンクルというものらしい。 続く 67 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド2◆l1l6Ur354A:2006/10/06(金)01 21 33ID ptV+GaC10 レベル0 ~ゴキンジョ平原~ 自宅へ帰ってみると、室内の様子は一変していた。 2つの画面が縦に並んでいる端末が置かれている。 起動させてみるとピンク色の頭巾を被った派手な格好の女性が映し出される。 頬骨が高く、美しい女性だ。 「ハ~イ!チンクル。 私はピンクル。 あなたの冒険をサポートするオペレーターよ。よろしくね」 ピンクルは端末越しにいろいろと教えてくれた。 まず、チンクルにとってるピーは命そのものであり、手持ちのルピーが0になったときに死を迎えることになること。 逆にいうとルピーが残っている限りは無敵という事でもある。 モンスター等の危険と出会った際は、ルピーを減らす事になるが、 ルピーが減る事によってパワーを得、災難を逃れ、モンスターも倒す事が出来る。 次にルピーの稼ぎ方だ。積極的に人助けをすればお礼として高額のルピーがもらえることがある。 また、冒険の途中で手に入れたアイテムを売ることでルピーが得られる。 しかし、手に入れたモノをキッチンで調理してから売ると、売値が何倍にもなるのでオススメとのこと。 後ろを振り返ると、なべが置かれたガスレンジのようなものがある。あれがキッチンか。 それと、隣にタンクがある。作ったものを貯蔵しておけるようだ。 早速、ピンクルから教えてもらった「チンクル花火」を作ってみることにする。 材料はランドセルの中に入っていた、何かの動物の骨だ。 キッチンのなべに投げ入れ、かき混ぜながら煮込むと、パチパチはじける液体が出来た。 初めてにしては上出来だ。手持ちの空き瓶に詰めて、売りに行くことにする。 自宅を出て東の方へ数分歩くとタウンに着く。 いろいろな店が並んでいるのが見えた。 門をくぐり中に入ろうとすると、突然足元に槍の穂先が突き出された。 赤い服を着た屈強そうな門番が立っている。 「通行料を払ってほしいであります!」 金額交渉用の電卓を取り出し、提示金額を打ち込み、門番に見せる。 門番はニヤリと笑った。 「どうぞ、お通りくださいであります!」 手持ちの乏しいルピーから提示した金額を払うと快くタウンの中に入れてくれた。 花火を売るべくお店を探す。どの店もこちらを警戒した様子で見ている。全身緑タイツのせいだろうか。 「よろずや」の看板を掲げた店に入ってみる。 よろずやと言っても主に武器を扱ってるらしい。 頑固そうなおやじに幾らかルピーを掴ませると、花火を買ってくれる事に話がまとまった。 他にも珍しい武器や道具を見つけたら買ってくれるらしい。 それに空き瓶を一つくれた。 やはりルピー次第で人の態度は変わるんだなと思いつつ、隣の仕立て屋にもルピーを支払った。 血色が悪いと思われるほど色白で、黒髪を刈り上げにしたおばさんだ。 彼女はチコママという名で通ってるらしい。 チコママが言うには、娘のチコの元気が無いので様子を見てくれとのこと。 街外れの大きな木にたどり着いた。いろいろな子供たちが遊んでいる。 チコママに良く似ているチコはすぐに見つかった。 チコに話を聞くと、タウンの外に遊びに行ったときに、大切なものをなくしてしまったので探してほしいとのこと。 さすがに子供はルピーを払えとは言わないらしい。 68 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド3◆l1l6Ur354A:2006/10/06(金)01 28 09ID ptV+GaC10 チコの大切なものを探すべく、タウンの外に出ると、よぼよぼのお婆さんが困っているのを見つけた。 話を聞いてみると、タウンでマップ屋を営んでいるが、マップを書くために外に出たが帰れなくて困っているとのこと。 死んだ亭主の後を継いでマッピングを始めてみたが、なかなか上手くいかないという。 ちょっとマッピングしてみてくれと頼まれたので、空白の多いマップを受け取る。 マップと実際の風景を見比べて、空白の場所を埋めるように書く。 試しにそこにあるマップ屋の亭主の墓を書いてみたら、お婆さんに褒められた。 あんたにはマッピングの才能がある。そのマップを預けるので、亭主のかわりにマップを書いてくれと頼まれた。 キレイに書けたマップは高く買い上げるというので、マップを書くことを引き受けた。 後継ぎが見つかった事で喜んだマップ屋のお婆さんは元気になってタウンに帰っていった。 うろつくモンスターを倒しながらしばらく散策すると、マップに書けそうな岩を発見する。 早速マップに書き込むべく観察していると、何かが落ちている事に気づく。 丸っこい体に羽の生えた奇妙な生き物のぬいぐるみだ。 チコが言っていたのはコレだなと思い、拾って届けてあげた。 この奇妙なぬいぐるみは妖精を象ったもので、チコママが縫ってくれたものだという。 チコはぬいぐるみのお礼にとっておきの秘密の場所を教えるという。 タウンの外の、英雄ライフォースの像の台座は開くようになっており、 その奥には英雄の祠と呼ばれる迷宮が広がっているらしい。 お宝の気配を感じたので、自宅に戻り準備したあと、迷宮へと単身乗り込んだ。 <英雄の祠> 進んでいくと、大きな扉に突き当たった。 取っ手等は無く、仕掛けで開く扉のようだ。 見回すと、足で踏むスイッチが2つある。 その一つに乗ってみるが、何も起こらない。 同時に踏むと作動するタイプだなと思ったが、為す術がない。 とりあえず無視して先に進む。次第にモンスターが強くなり、体力的に厳しくなってきた。 そこへ棍棒を持ち、いかにも強そうな体格の良い(つまりデブ)男が現れた。 「私デデドドと言います。私強いです。ルピーをくれれば用心棒として雇われてあげてもいいです」 結局このデデドドと名乗る男を雇う事にした。 支払ったルピーに見合う活躍で、強敵も倒す事ができた。 先ほどの扉の前に戻ってきた。今度は2つのスイッチにそれぞれ乗り、扉を開けることが出来た。 そして最奥部にたどり着くと、そこにはボスが居た。巨大なムカデのようなモンスター、オオガネムシだ。 そのとき携帯通信機からピンクルの声が聞こえてきた。 オオガネムシにはどこかに弱点があるはずだから、爆弾を拾ってその弱点に当てればいいとのこと。 ピンクルのアドバイスどおりに爆弾を当て、なんとか倒す事が出来た。 オオガネムシは爆発し、その体から大きいルピーの塊がごろごろと出てきた。 「さぁ、急いでお宝全部ゲットよ!」 通信機からピンクルの声がする。 いそいでルピーの塊を回収する。デデドドも手伝ってくれた。 ルピーの塊は普通のルピーに換算すると、かなりの価値になった。 最後に、大きく四角くてひときわ美しく輝くルピーを見つける。 ピンクルがいうにはそれはスーパールピーというすごいパワーをもつルピーとのこと。 茶色く輝いているそれは名づけて「メタルのルピー」。 換金は出来ないがいつか役に立つかも知れないので、忘れずに回収し、迷宮の外へ出た。 デデドドはまた会うかも知れませんと言い残して去っていった。 英雄の祠で手に入れた大量のルピーを西の泉に投げ入れる。 不意に地面が揺れ出した。何事かと思い周囲を見回す。 なんと、泉とその周りの地面が盛り上がり、3メートルほどの高さになった。 驚いているとルピじいの姿が現れた。何処かは不明だが、ルピじいは室内に居て、そこから語りかけているらしい。 「実はこの泉はタワーになっているのだ。ルピーをささげる事でタワーも伸び、 ルッピーランドにいっそう近づくというわけじゃ。この調子でがんばれよ。」 ルピじいの姿は消えた。 高飛び込み台のようなものがあるので立ってみる。たった3メートル高くなっただけだが、目を凝らすと遠くのものが見えることに気づく。 飛び込み台があるということは、ここから飛び込めという事か。 だがどうやって・・・?と考えていると背中のランドセルから風船が出てきた。 これならいける。意を決して踏み切った。 続く 69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/06(金)07 06 25ID o8KkSt/kO もぎチン乙。 書いてもらって悪いが、この作品は キャラごとにイベントを纏めて投下した方が 面白くなるんでない? 70 :もぎチン書いてます:2006/10/06(金)10 42 01ID ZGChgBml0 69 本編のストーリーに直接関係無い人物やイベントは書かない予定ッス。 そのへんの細かい話は実際にやってみてくれっつー事で。 89 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド4◆l1l6Ur354A:2006/10/08(日)01 44 34ID vOuNzLII0 レベル1 ~ハマッコ海岸~ 砂浜の上に着陸した。 ここはハマッコ海岸と呼ばれているところらしい。 あたりを散策し、巨大な二枚貝から高く売れそうな真珠を採取した。 また、カニのようなモンスターから何かの材料になりそうな青い殻を大量に入手できた。 一通り回ったのでそろそろ帰ろうと思った。 帰るときはまた風船を使用する。ひとっとびで自宅前に着陸だ。 先ほど手に入れた真珠を売ろうとタウンへ向かう。確か宝石商が店を出していたはずだ。 と、門に設置されている回転灯が光っていることに気づく。 そしてあの門番がうろたえた様子で立っていた。 話を聞いてみると、門番の奥さんはもともと体が弱いが、最近急に症状が悪化したとのこと。 金儲けのにおいがしたが、今はどうにも出来ないので通り過ぎた。 宝石商の店に行き、真珠を売った。少し話をしてみると、話題はすぐに娘の自慢話に摩り替わっていた。 宝石商の娘は「お嬢」と呼ばれており、タウンのはずれの大きな木のところに居るらしい。 とにかく会ってみることにした。 お嬢はすぐに見つかった。メガネをかけた利発そうな少女だ。金持ちの娘らしい服装をしている。 話をしてみる。医者を目指して勉強中とのことだ。 この近所では取れない、青い殻を見つけたら持って来てほしいと頼まれた。 もしかしてアレのことか?と思い、先ほど入手した殻を差し出してみる。 その場で青い殻を分析し始めるお嬢。何か書かれたメモを渡された。 「その殻を材料にした回復薬の作り方を思いつきました。世の中の役にたてて下さいね」 自分にも出来そうな簡単な作り方だ。これなら・・・。 早速自宅に帰って回復薬を作ってみた。名づけて「チンケル」。 空き瓶に詰めて、門番に渡してみた。 門番は急いで奥さんに飲ませた。するとみるみる回復した。 奥さんが窓から元気な顔を出しているのが見える。 門番からお礼をたっぷりもらい、タワーに向かう。 泉にルピーを投げ入れると、タワーが伸び、ルピじいの姿が現れた。 前回よりもいい部屋に引っ越したらしいのが確認できる。 「お前にいいものをやろう」 風船に結び付けられた包みが目の前に現れた。 包みを開くと、その中身はイカス絵柄のポスターだった。 「それはルッピーグッズと言う。世界にはそのような素敵なッズがまだまだたくさん存在するのじゃ。 集めてみるがよい。そのポスターはお前の家の屋根裏部屋に送っておこう」 ポスターを付けた風船は自宅のほうへ飛んでいった。 こんな素敵なグッズが世の中にあるなんて・・・と顔がにやけてしまう。 続く 103 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド5◆l1l6Ur354A:2006/10/11(水)11 11 03ID vTJU25j30 レベル2 ~オタカラ岬~ オタカラ岬。 何の変哲もないように見えるが、そこはかとなくお宝のにおいがする。そんなところ。 キッチンで調理に使えそうな材料をたくさん入手した。 ビーチベッドの上で優雅に日光浴をしているご婦人がいた。 彼女は犬を見かけたと言っている。 そのまま歩いていくと道の突き当たりにかわいい犬がいた。 ランドセルを漁り、骨を持っていたので差し出すと受け取って去っていった。 北の方へ歩いていくといかにも怪しげな扉があった。仕掛けで開くタイプのようだ。 仕掛けを解いて中に入る。 と、いかにも海賊ですと言わんばかりのガイコツマークが壁にある。 しばらく進むと桟橋があり、海賊船が泊まっている。 ボーダーのシャツにバンダナといったいかにも海賊っぽい人物が居る。 良く見ると彼らはガイコツだ。 少し怖いが、一番偉そうなヤツに話しかけてみる。 「何だ?オレ達が海賊と知って話しかけてくるとはいい度胸だ。 もしかしてお前、海賊になりたいのか?」 勢いでYesと答えると、そいつは考えこんだ。 「でもなぁ。生きてるヤツが海賊になるってぇのは・・・。でも、まぁ、一応ボスには合わせてみるか」 その偉そうなガイコツは副長と呼ばれているらしい。 アジトに行くというので海賊船に乗り込んだ。やがてアジトのある離れ小島に着いた。 <海賊のアジト> 海賊のアジトは地下にあった。迷路のように入り組んだ構造になっている。 アジトの最下階にはボスが待っているらしいが、会う前にテストを受けてもらうと副長は言う。 船員達の誰かが持っている、3つの海賊アイテムを集めてここに戻って来い、とのこと。 食堂でゴキブリを退治したり、倉庫でタルを整理したりと雑用をこなしつつ、海賊アイテムを3つ集めた。 副長がいる所に戻り海賊アイテムを見せる。と、そのときサイレンが鳴り響いた。緊急事態だ。 副長と共に駆けつけてみると船員達が怯えている。 奥には勇敢な副長でも尻込みしてしまう程の強敵がいるので、何とかしてほしいと頼まれた。 どんな強敵が?と気を引き締めて奥へ進むと、そこには、先ほど会った犬がいた。 骨で機嫌を取ると、犬は何もせず去っていった。 「ほら、オレ達は骨だろ?だから犬は怖いんだ・・・・。 それにしても、あんた、勇気あるなぁ。文句なしに合格だ。ボスに会ってくれ」 副長は最下階に案内してくれた。 ボスは自分より数倍は大きい、海賊の格好をしたガイコツ、スタルフォスだった。 スタルフォスは問答無用で襲い掛かってきた!一対一の決闘が始まった。 周りでガイコツの船員たちが観戦している。 攻撃を避けつつ、重心がありそうな腰の辺りを狙って攻撃を加え続けると、ついにスタルフォスはバラバラになった。 大量のルピーと、青いアクアのスーパールピーを手に入れた。 アジトの外に出た。そこにはバラバラになったボスが入れられた壺があった。 壺の中からボスが話しかけてくる。 「攻撃しちゃってごめんなさい。あなたがあんなに強いとは思いませんでした。 反省してます。でも、あなたを海賊にするのは・・・ちょっと。やっぱり海賊になるには死んでからじゃないと。 でも、仲良くしてもいいよ。あれ、あげちゃって!」 命令を受けた副長は骨で出来たオカリナを差し出した。 「桟橋を見つけたらこれを吹いてくれ。すぐに駆けつけるぜ」 壺と副長と船員たちを乗せた海賊船は水平線に消えた。 続く 118 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド6◆l1l6Ur354A:2006/10/19(木)18 37 05ID R8aGZsqu0 レベル3 ~ロンロン草原~ タウンに行ってみると、何やらものものしい雰囲気が。 いつも冷静な宝石商が焦った様子なので話を聞いてみると、お嬢がロンロン草原に行ったまま帰ってこないという。 早速タワーの頂上からロンロン草原へ向けダイブする。 農地やら牧場やらがある、のどかな風景の中に着地した。 農作業をしているおばさんに話し掛けてみる。 なんと、お嬢らしき女の子が何者かに攫われる所を見たとのこと。 マッピングに使う地図を差し出して、その場所を書き込んでもらった。 地図を見ながら該当の場所に行ってみることに。 キラリと光るものが落ちている。拾ってみるとお嬢のメガネだった。 ここで手がかりは途切れてしまった。 広い草原を歩き回ってお嬢を探す。と、外れの方に焚き火が燃えているのが見える。 その向こうに2匹のブーブリアンが座っている。 旗なども掲げてあり、そこはブーブリアンの砦のようだ。 ブーブリアンとは半人半豚の亜人間だ。噂には聞いたことはあるが、見るのは初めてだ。 砦の中には、よろず屋に高く売れそうな武器も多数あるのが確認できる。 2匹のブーブリアンは見るからに強そうだが、ルピーのためと思い、乗り込んだ。 ブーブリアンは槍を煌めかせて襲いかかってきた。それをかわしながら隙をついて攻撃を加える。 時には同士討ちを誘ってみたりもする。苦戦したが、なんとか倒す事ができた。 売れそうなものを物色していると、お嬢がふらふらしながら出てきた。 「あの、どこのどなたかは存じませんが、助けて頂いてありがとうございます」 先ほど拾ったメガネを渡してあげた。 「ああ、チンクルさんでしたか。本当にありがとうございました。 私はもう大丈夫ですので、そろそろ帰ります」 お嬢はタウンに向かって歩いていった。 タウンに戻った後、宝石商からお礼をたんまりもらったのは言うまでも無い。 続く 184 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド7◆l1l6Ur354A:2006/10/26(木)15 14 53ID r14kyNSz0 レベル4 ~デクノ森~ 森というより、ここは木々が鬱蒼と茂ったジャングルと呼んだほうが正しいかも知れない。 甲高い声で鳴く鳥や毒の胞子を撒き散らすキノコ、危険な食虫植物もある。 道を進んでいくと、映画にでも出てきそうな木の上の家があった。 表札には「タージャン」と書かれている。 その家を通り過ぎてしばらく進むと、観光地に良くある顔出し看板が設置してある。 浅黒い肌に筋骨逞しい四肢、金色の長い髪の男が描かれている。これがタージャンの姿らしい。 さらにジャングルの奥地へと足を運ぶ。と、青い虫が大量発生している場所に着いた。 その虫に囲まれて動けなくなっている老人を発見する。 浅黒い肌に骨が浮き出るほど細い四肢に白く長い髪。老人はタージャンと名乗った。 用心棒として雇うので家に連れ帰って欲しいとの話。お礼はたっぷり払うとのことで快諾する。 だが道のりは険しかった。虫がタージャンを攻撃しないように自分の方へ引き付けつつ前進。 やっとの思いでタージャンの家までたどり着いた。 お礼の交渉では強気の金額を提示してみた。 「納得!お得!ありがとじゃん!」 老人には不似合いな口調でタージャンは答えた。 また、困った事があったら各所に設置されている「タージャンベル」を鳴らせばすぐに駆けつけるとのことだ。 タージャンと別れて今度は逆の方向へ進むと、行き止まりに突き当たった。橋が架かっていたようだが今は落ちている。 そこにはタージャン(の若かりし頃)の顔が書かれた大きいベルが吊るされている。鳴らしてみると、タージャンが現れた。 タージャンは、金額次第では橋を架けてやってもいいと言う。 しぶしぶタージャンに支払うと、どこからともなくマントヒヒのようなサルがやってきて、自分の身を投げ出して橋になった。 サルを踏みしめて先へ歩く。どんどん進んでいくと、木が密集した場所に着いた。 またタージャンベルが設置してあるので鳴らす。タージャンが現れ、金額次第では道案内してもいいと言ってきた。 またルピーを支払うと、道案内してくれ、ひときわ大きい老木の根元に着くと、タージャンは去っていった。 大きい木の幹には顔のようなくぼみがある。突然、その顔が語りかけてきた。 その木はデクの樹様と呼ばれているらしい。もうすぐ寿命が来るが、後継ぎが心配でまだ死ねないという。 デクの樹様の根元を良く見ると小さい木が生えていることに気づく。同じように幹に顔があるが、元気が無い。 ここの地下に「命の露」があるのでそれを汲んできて後継ぎに与えて欲しい、そうすれば元気になるとのこと。 デクの樹様のうろから地下へと入った。 デクノ神殿 地下には驚くほど広い空間があった。黒くにごった水が湧き出している水盤を見つけた。 「何という事だ!命の露が汚されておる!済まないがなんとかしてくれ」 デクの樹様の声が聞こえてきた。さらに奥へ進む。 地下は大きく3つに分かれていた。それぞれのエリアにはバナバナと呼ばれる巨大な食虫花が咲いている。 3本のバナバナを倒すと、バナバナの触手に覆われていた最奥部への進入口が開く。 そして最奥部には、倒した3本の力を併せ持ったさらに巨大なバナバナが待っていた。 苦戦しながらも倒すと、大量のルピーとリーフのスーパールピーが手に入った。 水盤のところまで戻ると、ランドセルからリーフのルピーが飛び出した。 リーフのルピーが緑色の輝きを振りまくと、黒い水がみるみる済んだ水に! それを空き瓶に汲んで地上に戻った。 命の露を小さい木にかけてやると、瞬く間に木は元気になった。 「これでようやく眠りにつくことが出来る・・・」 デクの樹様は静かに目を閉じ、永遠の眠りについた。 続く 274 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド8◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 38 14 ID MBuy8zQA0 レベル5 ~シメリケ湿地~ 湿地と言うからには湿度が高いのは納得できる。だが、視界が不明瞭なのは何故か。 時折、蚊のような羽虫の群れに襲われ、体力を削られる。 歩いていくと、ポケットの沢山付いた上着に探検帽という出で立ちの、探検隊員たちと出会った。 以前、ここには虫たちの餌場となるような花畑が存在したが、今はこの毒ガスのせいで枯れているとのこと。 マッピング用の地図を見てみたが、やはり何もかかれていない。 視界が不明瞭なのは毒ガスのせいなのか。だが息苦しくは感じない。 隊員に詳しく話を聞いてみると、この毒ガスは人体には影響が無いが植物には致命的とのこと。 どこかにガスの噴出口があるはずなので、そこを破壊すればあるいは・・・。 そんなこと考えながら進んでいくと、小山が見えてきた。 あれは何だろう?と思っていると、突然、1メートル以上もあろうかという巨大な蜂に襲われた! 倒しても倒しても切りがない。ヘトヘトになった頃、ようやく蜂は居なくなった。 先ほどの小山をよく見てみると、それは巨大な蜂の巣だった。 中に入ると、数メートルはあろうかというさらに巨大な蜂が弱々しく横たわっていた。その側には探検隊員の一人が立っている。 巨大な蜂が何事かささやくと、虫の言葉を解すらしい隊員は通訳して話してくれた。 この蜂は女王蜂で、餌場が無くなって困っている、突然襲い掛かった非礼はお詫びするので、どうかこの毒ガスをなんとかしてほしいとのこと。 もちろんお礼はするとのことなので引き受けた。 蜂の巣を出て、さらに奥地に足を運ぶ。毒ガスの噴出口を見つけたので破壊すると、少し視界が開けた。 どうやら噴出口は複数あるらしい。合計3つの噴出口を破壊し、毒ガスは完全に消えさった。 女王蜂のところに戻り、お礼をもらう。 花畑があったという場所にも戻ってみた。そこには一面に色とりどりの花が咲き乱れていた。隊員もうれしそうにしている。 地図を取り出し、心を込めて花畑を描き入れた。 続く 275 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド9◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 41 08 ID MBuy8zQA0 レベル6 ~ドロリ沼~ 大小の沼が点在し、両生類・爬虫類がたくさん生息している。 遠くに、シメリケ湿地に居たような巨大な蜂が飛んでいるのが見えるので、近づいてみる。 高台の上に、ドーム状の建物が建っていて、その上空に蜂が群がっている。 側に探検隊員が居たので話を聞いてみるが、あの入り口を開く方法も解らないし、第一、あの高台に上る方法がないと言う。 傍らの石碑には「4つの光集まりしとき、入り口が開く」と書かれている。 とにかく地図を頼りに辺りを探索してみることにした。ほどなくして、奇妙なものを発見した。 地面から巨大な虫の頭が突き出している。その場から動けないらしいのでとりあえずは安全だ。 桟橋を見つけたのでオカリナを吹くと、どこからともなく海賊船がぬっと現れた。 ガイコツの副長は何か悩んでいるようだったので話を聞いてみる。 ここ、ドロリ沼の中心に聳え立つ「ムシシの穴」、強そうな用心棒を雇ってそこへ調査に向かわせているが、なかなか帰ってこない。 少し心配になったので、ムシシの穴に行く事があったら様子を見てきてほしいとのこと。 海賊船と別れて探索に戻る。高台から離れたところに、奇妙な建造物を発見する。 地図を見ると、その場所には小さい灯台のようなものがあって、光を放っている。 なるほど、これが石碑に書かれていた光か?だが一面に殻のようなものが付着していて地図とはだいぶちがう。 付着物をはがすと、建造物の先端から光が発せられ、高台に向かって一直線に伸びていった。 地図の四隅にそれぞれ小さい灯台は描かれている。残りの3つの建造物を周り、4つの光が高台に集まった。 高台に戻ると、ドーム状の建物の入り口が開いているのが見えたが、やはり高台に登る術がない。 上空に飛び交う蜂を見て、ふと女王蜂のことを思い出した。 シメリケ湿地の女王蜂のところに戻り、高台のことを話すと、なんと連れて行ってくれると言う。 女王蜂の背に乗り、ドロリ沼の高台まで飛び立った。女王蜂は疲れた様子で帰っていった。 ムシシの穴 入り口から入り、地下へ下っていく。中は怪しげな繭やルピーを食べる虫など、虫たちの天国になっていた。 しばらく通路を進んでいくと、英雄の祠で見かけたような、2つのスイッチを踏むと開く扉があった。 辺りを探してみると、やっぱり奴が・・・デデドドが居た。 海賊達が雇った用心棒とはデデドドの事だったのだ。 デデドドと協力して扉を開き、さらに進む。デデドドは先に勝手に行ってしまった。 毒ガスが充満している部屋に辿り着いた。壁から突き出た巨大な昆虫の腹からガスが吹き出ている。 ガスにむせながら急いでその部屋を通り過ぎ、地上に出る梯子を上ると、巨大な虫の頭のすぐ側に出た。 虫の頭が攻撃を仕掛けてきたので倒す。地下に戻ってみると、毒ガスは消えていた。 デデドドは最奥部の扉の前で待っていた。この扉の向こうに自分が求めていたものがあるかも知れないという。 たが扉を開くにはどこかに落ちている「黄金虫の蛹」が必要とのこと。運良く持っていたのでデデドドに渡す。 デデドドは黄金虫の蛹を使って扉を開いた。ここからは一時的に協力しましょうと言ってきたので協力することにした。 扉の向こうには、英雄の祠で会ったのと同じようなオオガネムシが居た。 デデドドと協力しながら同じ要領で倒すと、オオガネムシはさらにパワーアップして襲ってきた。それも何とか倒す。 同じように大量のルピーと黄色く輝く「アースのルピー」をゲットして、外に出た。 デデドドにお礼を払う。デデドドはこれから、兄弟子を追って流れ用心棒になると言い出した。 そして、払いが良いのでしばらくこちらに同行すると言ってきた。 桟橋に行こうとすると、デデドドの顔色が悪くなった。 依頼料をもらったのはいいが任務は失敗だ。海賊に合わせる顔がないとのこと。 金輪際、桟橋には近づきたくないと言ってデデドドは逃げ出した。それでいいのか?デデドド!! 続く 276 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド10◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 42 05 ID MBuy8zQA0 レベル7 ~シバレル雪原~ 一面の銀世界。静かで何もなさそうに見えるが、ブーブリアンの砦もある。 静かといえば広大な墓地がある。北の方は吹雪いていて危険だ。 地図を見ながら散策していると、なにかが山の上に墜落したような音がした。 山の上に行ってみると、奇妙なものがあった。蒸気で動く気球といったところか。真鍮のボディが光っている。 偉そうな金持ちのガキと、黒いタキシードを着たその召使いが居た。 ガキは「カネアルデ家」のパウルというらしい。そして召使は爺や。 ガキの気まぐれにつき合って気球の旅をしてるらしい。 爺やが丁寧な態度で助けてほしいと言ってきた。気球のパーツを落としてしまったので飛べなくて困っているとのこと。 地図に飛行してきたルートを描き入れてもらった。このルートの何処かにパーツが落ちているらしい。 ほとんどがシバレル雪原内に落ちていたが、一部はドロリ沼の沼の中やシメリケ湿地にまで散らばっていた。 パーツを全て集めて爺やに渡し、お礼をたっぷりもらう。坊ちゃんと爺やは気球を直すと、飛び立っていった。 あまり気は進まないが、マッピングのために墓地へ向かう。 奇妙な形の墓を発見する。刈り上げヘアの女の顔の形の墓だ。何処かでみたような、そう、タウンの仕立て屋、チコのママに似ている。 その墓を地図に書き入れ、一旦タウンに戻る。 タウンに行ってみると、また門番のところの回転灯が点いているので、門番に話を聞いてみた。 また奥さんの具合が悪くなったとのこと。今度はどんな薬を飲ませても効かず、困っているとのこと。 チコのママに話を聞く。 「ここだけの話、あたしの家系ってのは、霊感が強くてね。見えないモノも見えちまうんだ。 一番霊感が強かったのはあたしのママだけど。でももう死んでるけどね。 墓はシバレル雪原にあるよ。今年もそろそろ、好物の『大地のスープ』を持って墓参りにいかなくちゃね。」 大地のスープの作り方は知ってるし材料もそろっていたので、家に戻りキッチンでスープを作り空き瓶に詰めて、またシバレル雪原へ向かった。 先ほどの奇妙な墓の前にスープを供えると、なんとチコのママそっくりの女性が現れた! でも死んでるのでこれは幽霊か。霊感が無くても見えるものらしい。 チコのママのママは気になることを言った。 「この墓地の一番奥の、絶対溶けない氷に覆われた墓を見たことあるかい? あの墓に眠ってる女が、最近タウンに行って悪さしてるらしいんだよ」 まさか、門番の奥さんが具合が悪いのって、幽霊のせいなのか? 急いでタウンに戻って、門番にそのことを告げると、門番はシバレル雪原に連れて行ってほしいと頼んできた。 自分はタワーから飛び降りればいいけど、普通の人間はそういうわけにもいかないし・・・と悩んでいると、 そこへ気球が飛来した。パウルと爺やだ。二人に気球で門番をシバレル雪原まで送ってもらうことにした。 自分はタワーから飛び降りる。すると、門番が着地地点付近で待っていた。 門番を連れて墓地へ行くが、門番は幽霊が苦手らしく、その場で硬直してしまった。 硬直した門番を押してなんとか例の氷に覆われた墓に着いた。女の幽霊が現れて門番に襲い掛かる。 門番は全力で逃げ出し、立ち止まって震えている。これではどうにもならない。 困ったのでチコのママのママの墓まで行って、助力を請う。 なんとチコのママのママはルピーを要求してきた。幾らか掴ませる。 チコのママのママはカーディガンを羽織り、門番の奥さんの物まねをして門番を励ました。 見た目とか全然違うし、そもそも幽霊に励まされてどうにかなるのか?と思ったが、意外なことに効いてるらしい。 「フフフ・・・愛の力ってやつさ」 チコのママのママはそんな事を言う。なんと、門番は目に見えてパワーアップしていた。 門番と協力して女の幽霊を倒した。 「仲がいい二人がうらやましかったの。ああ、私も、結婚したかった・・・」 そんなことを言い残して、女の幽霊は昇天した。 覆っていた氷が溶けている。墓に向かって手を合わせた。墓碑にはこう刻まれている。 「はかなき人生を送った女 ここに眠る 享年8才」 続く 277 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド11◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 46 37 ID MBuy8zQA0 レベル8 ~デスマ山~ 標高20000mの、常識で考えたらとんでもない山、デスマ山。そのふもとに降り立った。 三分の一ぐらいまで登ったところで、登山道が巨大な岩で塞がれていた。 その岩の側に居る人が言うには、この岩は海賊船の大砲じゃなきゃ壊れないだろうとのこと。 ドロリ沼の桟橋のところに行ってみると、海賊船が停泊している。副長が焦った様子で話し掛けてきた。 海賊船内に虫が大量発生して困っている。下っ端たちはおろか、ボスまでも虫に取り付かれているとのこと。 虫を倒す代わりに大砲で岩を壊してほしいと頼み、交渉成立。 海賊船に乗り込み、虫に取り付かれた海賊を解放していく。最後にボスを解放する。 そのままデスマ山に向かい、大砲で岩を撃つと、粉々に砕けた。海賊船と別れ、デスマ山に改めて上陸する。 中腹まで登ると、「ヤマタミ村」という、原住民達が住む村に到着した。原住民たち何かにつけてルピーを要求してくる。 なんかギスギスした村だった。奥の方に行こうとしたが兵士たちが通せんぼしている。 そこを通り抜けると、なぞの洞窟があったので入ってみる。 その洞窟は、足場から足場へと垂直にジャンプしながら進む変わった洞窟だった。 洞窟の中を一気に登り、見晴らしの良いところに、とても臭いにおいの果物がなっているのを発見した。 高く売れそうなので収穫したがやっぱり臭い。登ってきたところと別のところから降りて、また村に戻ってきた。 通せんぼしている兵士の所を通りかかると、なぜか道を開けてくれた。 奥にあるの建物の中には、恐ろしく長い階段の上に玉座があり、ヤマタミの王が座っていた。 あの臭い果物は王の好物だと言うので献上する。王はさらに、血走った目でルピーを要求してきた。 少しずつ支払ってみた。そのうち、満足したらしく王は立ち上がった。そこへ、美しい娘が現れた。 「とと様、もうやめて!やさしかったとと様に戻って!」 どうやら王の娘らしい。娘は階段を駆け上がって王に取りすがったが、王はそれを振りほどいて出て行ってしまった。 階段を転げ落ちる娘。娘は王を追いかけて出て行った。こちらも王を追いかけることにする。 途中、兵士たちに足止めを食らったが、倒してさらに山の頂上へと向かう。 頂上からは薄く煙が立ち昇っている。山の頂上へ登って、火口へと、先ほど支払ったルピーを投げ入れている。 まるで自分がルピーを泉に捧げるが如く・・・。娘が泣きながら訴えてきた。 少し前に、「ルピじい」と名乗る謎の老人が現れ、王にルピーを貯めて捧げれば望みがかなうとのお告げをしたとのこと。 それから王も村民もルピーの事ばかり考えるようになってしまったとのこと。 ヤマタミの伝説にあるとおり、この火口から入れる「デスマの迷宮」の奥深くに眠る「マグマのルピー」、 それがあれば王たちの呪いは解けるかも知れないとのこと。 マグマのルピーってのはスーパールピーだな。意を決して火口の中に設置してある梯子を下っていった。 デスマの迷宮 あちこちに溶岩が流れる灼熱のダンジョンだ。溶岩を空き瓶に入れた水で冷やしたりしながら仕掛けを解く。 特に上と下とのつながりは重要だ。特定の位置の穴に落ちたり、マップをよく見て進む。最後のダンジョンだけのことはある。 やっとのことで最下階へ着いた。奥の扉を開けると穴に落ちた。どこまでもどこまでも落ちていく。 ふと足場に行き当たって止まった。下を見ると溶岩だ。落ちたら死ぬ。遥か上に小さく空が見える。 臭い果物を取りに行ったあの謎の洞窟に構造が似ている。溶岩から火の竜、ドラドラが現れた。 溶岩が競り上がってくる。溶岩に落ちないよう、慎重に足場から足場へと飛び移り、上を目指す。 途中、何度もドラドラが登るのを阻止してくるが、避けながら登る。 ついに上まで上り詰め、上空へと飛び上がった。追いかけてきたドラドラは外気に触れると、 火が消え、ルピーの塊となった。そのルピーをしっかり回収する。 赤く輝く「マグマのルピー」を手に入れ、迷宮を後にした。 火口から出てヤマタミ村へ戻る。マグマのルピーが赤い光をあたりに振りまくと、みんなの呪いは解けた。 王がお礼をくれると言ったので、呪われていたときに献上した金額以上をしっかり要求した。 村の中央部に案内されたので行ってみると、村民たちはお祭りムードで「チンクリ、最高~!!」と騒いでいる。 チンクルなんだけどな・・・と思いながら、ふと見てみると、そこにはなんと自分の像が立っている! 村の危機を救ったチンク リ を称えるとのこと。像の前に賽銭箱が据え付けてあるのを見逃さなかった。 今度誰も見てないときに中身を頂こう・・・。 続く 278 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド12◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 48 28 ID MBuy8zQA0 レベル9 ~妖精ガーデン~ 名前から想像していたのとは異なる、見渡す限りの砂漠の中に立っていた。 砂地を何気なく歩いていると、突然アリジゴクに襲われそうになり、慌てて石畳がある所へ逃げ出した。 どうやらアリジゴクは砂地しか発生しないらしい。 ピンクルから通信が入ったので端末機を覗く。 「ハーイ、チンクル!どう?妖精ガーデンってステキな所でしょ? ・・・って・・・何よこれ!私が居た頃はもっと緑が多くてキレイだったのに・・・」 気になる台詞を残して通信は切れた。 側に謎の石碑がある。「フェアリーZ販売所」と彫ってある。 そのとき、どこからともなく謎の声が聞こえてきた。 「私の所に・・・いらして・・・」 その声に導かれるように、まっすぐに続く石畳の上を歩いていった。声はどんどん大きくなる。 石畳はサボテンにぐるりと囲まれた直径5メートルほどのくぼみのところで終っている。 「私は大妖精です。この妖精ガーデンには5色の小さい泉があります。その泉が涸れてしまい、困っています。 どうか5色の泉を復活させてください。もちろんお礼はいたします。」 と謎の声は頼んできた。 フェアリーZ販売所に戻り、要求されたルピーを払うと、なんと側に車が現れた。 車といっても車輪は無い、ホバークラフトだ。これならアリジゴクもこわくない。 サービスに地図も貰った。地図を見てみると、妖精の泉を中心に放射状に道があり、その先に黒・青・緑・黄・赤の泉があるらしい。 フェアリーZに乗り、近くにある緑の泉へ向かった。泉といっても大きい水瓶のような物体だ。 中を覗くとたしかに水が無い。その時突然ブーブリアンが襲ってきた。 砦の無いところで、しかも一匹だけ居るのは珍しいなと思いながら倒すと、ブーブリアンは黒い石を落とした。 三つ葉のクローバーのような形だ。どこかで見たような形だなと思いながら先ほどの緑の泉を見てみると、同じ形のくぼみがある。 試しにはめようとしたが色が違うためか合わない。よく見ると三つ葉のほかに丸と四角のくぼみもある。 黒の泉に行き、石をはめるとぴったり合った。なるほど、この石を合計5×3=15個集めないとならないのか。 本隊から外れて道に迷っている探検隊員や観光に訪れている妖精マニアなどの人々に話を聞き、砂漠の隅から隅まで、フェアリーZで駆け回った。 地図では川になっていたところに今は水はなく、橋だけが残されている。かつて花畑だったところは虫たちが集っていた。 そしてかつて神殿だったところには今は何もない。地図と今の地形はだいぶ違う。 該当の色の石を3つ泉に奉げると、泉から水が湧き出した。とうとう5つの泉は復活した。 妖精の泉に戻ってみると、泉は水で満たされていた。辺りを照らす光の粒子が集まったと思うと、泉の上に女性の姿が現れた。 頬骨が高く美しい、どこかで見たような顔の女性。背中に妖精らしい透明な羽根がついている。これが大妖精か。 「ありがとうございます、チンクル・・・いえ、茂木立さん!」 突然、なんだか懐かしい気分になった。 -その名前で呼ばれるのは久しぶりだ。もうチンクルになって長いから、自分でも忘れかけてたよ。 そう、オレの名前は茂木立(もぎたて)(※注1)。名前と言うか苗字だけど。 というか、なんでこの世界の人がオレの本名を知っているんだ? チンクルになってから一度も本名を名乗った事は無いのに・・・・。 動揺しているこっちをよそに大妖精は話を続ける。 「どうして名前を知っているのかと不思議に思っているようですね。いくらチンクルになろうとも私の目は欺けません。 私にはありのままのあなたの姿が見えます。」 なんか気になることを言われたが、大妖精ともなるとやっぱり凄いんだなと納得して、とりあえずお礼をもらって帰った。 タワーに登り、泉にルピーを投げ入れる。いつもどおりタワーが伸びる。 タワーは、もうこれ以上高くなったら空気が無くなって死ぬな、というくらいまで高くなった。 っていうか、常識的に考えたらとっくに死んでいるはずだが、デスマ山の高さもあるし、深く考えるのはやめた。 あの月にも手が届きそうだ。 ルピじいの姿が現れた。相変わらずルピじいがどこに居るかは謎だ。ルピじいは興奮した様子だ。 「うおおおおおー!!もうすぐ、もうすぐだぞ!!ルピーの力が流れ込んでくる!! フッフッフ。お前はやはり、わしが見込んだとおり優秀なチンクルだったな!」 なんだか悪い予感がするのは気のせいだろうか・・・。 続く ※注1・・・ここで呼ばれるのはセーブデータ作成時に入力する名前です。 279 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド13◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 49 52 ID MBuy8zQA0 レベル10 ~オーラス遺跡~ オーラス遺跡に向かって飛び降りようとすると、心の中に大妖精が呼ぶ声が聞こえてきた。 予定を変更して妖精ガーデンへ向かう。大妖精は驚くべき事実を口にした。 「あなたにお伝えしたい大事な話があります。よく聞いてください。 地上に満ち溢れた悪しきルピーの力。そして、高らかに響き渡ったあの笑い声 もうお気づきですね?そうです。ルピじいと名乗る老人、 その正体は悪しきルピーの象徴ルッピーGなのです。 ルッピーGはルピーをみずから取り込み、その力を使って、この地上を恐ろしい世界に変えようとしています。 その名もルッピーランド。ルッピーランドとは全ての人々が最悪の暮らしを強いられる、まさに悪夢のような世界です。 ルッピーランドでは全ての人々がチンクルにされてしまいます。 ルッピーランドで待つのは、ただひたすらルピーを集めるだけの毎日。 自由?安らぎ?ルッピーランドにはそんなもの一切ありません。 ルッピーGの欲望を満たす為の世界。それがルッピーランドなのです。 名づけて『悪者ルッピーGのはい色ルッピーランド』といったところですか。 そんなルッピーランドにあなたは行きたいですか?」 -返事はNoに決まっているだろ? 「さすが茂木立さん。チンクルになっても正しい心は消えていませんね。 この平和な地上をルッピーランドなどにさせてはなりません。ではあなたを信じてこれを授けましょう」 ルピー飾りの付いたカギを貰った。 「オーラス遺跡の奥深く、そのカギで開けられる扉の向こうに、あなたしかできない大事な使命が待っています。頑張ってください」 改めてオーラス遺跡へ降り立った。ここは島全体が大きな遺跡になっている。ブーブリアンの本拠地があることでも有名だ。 遺跡の壁に穴を開けて住んでいる男に会った。 「よう、あんたがチンクルか。噂には聞いているよ。いきなりだが、あんたに頼みがある。 オレの知り合いのカップルを助けてほしい。・・・おい、出て来いよ」 出てきたのは若いブーブリアンのカップルだった。 ブーブリアンの親方に結婚を反対されて逃げ出してきたが、大切なティアラを取られてしまった。 ティアラが無ければ結婚式を挙げることが出来ないので、取り返してほしいとのことだ。 引き受けると、「ブーばな」をくれた。ブーブリアンの本拠地に入るために必要な鍵だ。 壁の上から爆弾で攻撃してくるのを避けながら、本拠地の前の扉までやってきた。 豚の鼻の形のくぼみにブーばなを嵌めると、扉が開いた。 本拠地のブーブリアンは、今までのブーブリアンとは比べ物にならないほど強いが、なんとか本拠地を壊滅させた。 ティアラも取り返したのでブーブリアンのカップルの所に戻った。早速結婚式を挙げようということになった。 ティアラを被りブーケを手に花嫁衣裳もばっちり。だがなにか足りない。 「なぁ、あんた、何かこうパーっと盛り上げるようなモノ持ってないか?盛大に送り出してやりたいんだよ」 確かアレが・・・と思いながらランドセルを漁る。あった。一瓶だけ残っていた。 中身を空けるとパチパチと景気のいい音を出した。以前作っておいた「チンクル花火」だ。 「そうそう、そんな感じだよ!」 男も満足したようだ。ブーブリアンの彼女は後ろを向いてブーケを投げた。 思わず拾いに走ってしまった。ナイスキャッチ。そのブーケをよく見てみると、奇妙なイカす花が使われていた。 大切な記念品なので屋根裏部屋に置いておこう。 280 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド14◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 50 28 ID MBuy8zQA0 ブーブリアンの本拠地のさらに奥にその扉はあった。大妖精からもらった鍵で扉を開けた。 扉の向こうはなぜか神聖な空気が漂っていた。小さい銀色の体の妖精たちが飛び交っている。 「チンクルとはルピじいに仕えるために奴隷にされた姿。チンクルになるとルピー無しでは生きられなくなる」 「5つのスーパールピーを祭壇に捧げなさい。そうすればマスタールピーを手にすることが出来るでしょう」 「マスタールピーは良きルピーの象徴です。願えばルピじいのところへ導いてくれるでしょう」 妖精たちはそんなことを説明してきた。 言うとおりに奥の祭壇に5つのスーパールピーを捧げる。白く輝くマスタールピーを手に入れた。 オーラス遺跡のマップも完成したので、タウンに帰ってマップ屋に見せに行くことにした。 マップを見たマップ屋のお婆さんは、感極まった様子だった。 「ああ、世界中のマップが描けたよ!あの人の夢が叶ったよ!これであの人の元に行ける・・・。 これはあの人が使っていたペンだよ。もらっておくれ」 お婆さんはイカすペンをこちらに差し出すと、そのまま昇天してしまった。 そのペンもまた屋根裏部屋に置くことにした。 自宅に戻り、屋根裏部屋を覗く。壁面や床も埋め尽くすほどのイカスグッズ、ルッピーグッズが置いてある。 プロの料理人に料理の腕を認められた証のコック帽とか、空き瓶を全て集めたことを認められた証の王冠とか、 その他ダンジョンに落ちていたもの等いろいろある。 最初にルピじいからもらったポスター以外は、それぞれ苦労して手に入れたモノだ。 それぞれのモノを手に入れた場面は今でも思い出せる。ペンとブーケを空いた場所に置く。 すると、屋根裏部屋中に何かパワーがみなぎるのを感じた。 ガタガタとポルターガイストが起こったように動き出すルッピーグッズ。 ふと、何か予感のようなものを感じた。急いでオーラス遺跡に向かう。 導かれるように、とある壁の前に立っていた。閂のようなものがあるので外すと、壁が動いて小部屋が現れた。 全身ピンク色の衣装を着た女性が、2画面のモニターに向かっている・・・。 「チンクル!!あなた、まさか私を助けに来てくれたの?うそ、夢みたい・・・ありがとう」 そう、ピンクルだ。 「ルピじいにこの部屋に監禁されて、チンクルのサポートを無理矢理やらされてからどれくらい経ったかしら。 でもやっと自由になれるのね。そうだ、お礼をしなくちゃね。チンクル、ちょっとこっちに来て」 状況を把握できないまま、ピンクルに近づいた。 「目を閉じて、体の力を抜いて・・・」 ピンクルの手が顔に触れるのを感じ・・・以下自主規制。とてもイイ思いをしたのだろう(たぶん)。 コトが済むとピンクルの姿は光の粒子になり、それが集まったかと思うと、どこかで見たような姿になった。 「この姿を見て解るかも知れませんが、私は大妖精の娘です。あなたがこの部屋の封印を解いてくれたお陰で私は自由になれました。 奪われていた妖精の力も取り戻しました。 いまのルピじいはあなたが貯めたルピーによって膨大な力を手にしている事でしょう。ルピじいに勝つことは難しいかもしれません。 ですが今のあなたは1人ではありません。 先ほどあなたに注いだ大妖精のエナジーがピンチのときにあなたを守ってくれるでしょう」 なんだか浮ついた気持ちで家に帰った。 続く 281 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド15◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 52 27 ID MBuy8zQA0 レベル∞ ~月へ~ タワーに上り、てっぺんの泉にマスタールピーを捧げた。 タワーはロケットのように飛んだ!こんな時のためにと用意していたアストロヘルメットを被った。 そして宇宙空間へ・・・ものすごい衝撃に気を失う。 気が付くとそこは月面だった。タワーの先が月面から突き出ている。どうやらタワーが月に突き刺さったらしい。 タワーのてっぺんの泉に水は既に無く、今まで貯めた大量のルピーが見える。 とりあえず持っていた袋にそのルピーを回収した。 背後に気配を感じ振り返ると、まさに悪のボスという感じで高そうなソファにもたれたルピじい・・・いや、ルッピーGが居た。 「ほほう、よくここまで来れたな。そうか、なるほどマスタールピーに導かれたというわけか。 言っておくけどな、ルピーに良いも悪いも無いんだよ。 いい事をして得たルピーと悪い事をして得たルピー、どっちも輝いているだろ?ルピーこそ力の象徴なんだよ」 -好き勝手言ってくれるぜ。この袋の中に入ってるルピー、タワーに奉げたルピーは、 オレが人助けとかしたりして、そのお礼としてもらったのがほとんどだ。これが良きルピーじゃなくて何だ? ルッピーGはさらに続ける。 「おまえがいままでタワーに貯めたルピー、いくらか知ってるか?約50万ルピーもあるぞ。 それだけのルピーがあればルッピーランドはあっという間に完成だ お前が来てくれたおかげでとりに行く手間がはぶけたわ。 さあそれでは、そのルピーをよこせ」 -もちろん1ルピーもやれない。 「しかし随分と挑戦的な顔だな。部屋でくすぶっていたあの頃とは大違いだ。 いい度胸だ!ならばむりやりもらうまで」 -よし、今だ。 『妖精さ~ん・・・・』 ピンクルに注いでもらったエナジーで、全身タイツの色がピンクに!なんだか体の中から力が湧き上がってくるのを感じる。 「ほほう、なるほど、ピンクルの力を借りたな?お前があの封印を解けるとは思わなかったぞ。 だがそんな力、今のわしには効かんぞ。くたばれーっ!」 ルッピーGが襲い掛かってきた。と、心の中に大妖精の声が聞こえてくる。 「茂木立さん、聞こえますか?大妖精です。 あなたが今まで貯えた良きルピーの力でルッピーGを倒すのです。」 ルッピーGは悪しきルピーの力を放射して、こちらを圧倒しようとする。 袋の中から良きルピーを発射して相殺、さらに押し返してダメージを与える。 何度か致命的なダメージを与えると、最終的にルッピーGは悪しきルピーの力そのものに変身した。 だが少しずつダメージを与えていき、ついにルッピーGは倒れた。 自分の姿があの引きこもっていた頃のトレパン姿になっている事に気付く。大妖精の声が聞こえてきた。 「茂木立さん、己の欲望のためにルピーを利用しようとした愚かなルッピーGは、 良きルピーの力により完全に消滅しました。 あなたは、今回の冒険で得た大量のルピーをその正しい心で世のため人のために役立ててください。信じていますよ」 それから・・・。 -オレは、手に入れた大量のルピーのお陰で、以前とは比べ物にならないような贅沢な生活をしている。 「茂木立さん、元気にしてますか? えっ、何もしない毎日なんですか? 好きな物を好きなだけ食べて? 仕事もせずにバカンス三昧? 夜は彼女とお出かけ(って私の娘と?) 茂木立、おっ、お前もかーーー!!」 -大妖精がツッコミを入れている声が聞こえてきたような気がしたが、気にしないことにする。 だって、このルピーはオレが貯めたんだぜ?オレの好きに使っていいじゃん。 っていうか、この生活がオレのルッピーランドなのかも知れないな・・・。 オワリ 282 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド16◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)03 53 48 ID MBuy8zQA0 おまけ~アナザーエンド~(ピンクルを助けなかった場合) ルッピーGを倒したチンクルは、大量のルピーとともに地上へ降りてきた。 地上に降り注ぐ大量のルピーの雨。 タウンでは宝石商やよろず屋の親父、チコママなどの大人達が大騒ぎでルピーを拾い集めている。 チンクルも一緒になって拾い集めている。 そんな光景を冷ややかな目で見ている子供たち。 「大人ってイヤだよね~」「あんな大人にはなりたくないなぁ」 オワリ? 283 :もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド◆l1l6Ur354A:2006/11/06(月)04 02 22 ID MBuy8zQA0 ゲームには、ここには書ききれなかったステキな出会いや感動できる話がまだまだ沢山詰まってます。 プレイすることがあったら是非本名を入力することをオススメしますw